現役子育て心理カウ…
私は、二人目が生まれた頃から
子育てが最もハードになってきました。
母親として、目の前の子育てを
一生懸命にやっているにも関わらず、
子どもの心が安定してこないのです。
ちまたの本は、基本的には
一人っ子を対象に書かれているようなものですから、
「一体何が違っているのか?」
「みんなこんなものなのか?」
がよくわかりませんでした。
あるとき・・・
公共の講座か何かを利用した時にお目にかかった、
保育おばあちゃんがおっしゃっることに
私は、目からウロコが落ちました。
その方は、男の子を二人育てていたようです。
当然そのお子さんは成人しています。
その方が言うのに・・・
「上の子をおんぶして、同時に下の子を抱っこしておけばよかった」と。
どう考えても大変な姿ですが、
そのくらいしておけば、
成人した我が子がもっと
仲良くやってくれているだろうに・・・
ということなのですね。
「子育て」って、自分以外の誰かを中心にして生きること。
独身時代は、
「●●がないとワタシ、ダメなの~」
「ワタシって、コレがあるから仕事もがんばれるのよね~」
「ワタシどうしてもコレがしたいのです!」
「今日は、ホント暑かったから、早めにビール飲んで、サッサと寝よ~」
これらが全部自由自在にできたのです。
ジブン中心に ジブンがしたいこと、好きなことを中心にして生きることができたのです。
この時のベクトルは、すべてジブンに向いています。
それが、子どもが生まれると いきなりベクトルの向きが変わります。
ジブン中心ベクトルが 、子ども中心ベクトルになります。
子どもがカゼをひいたから、残念だけれど、予定変更して看病をする。
本当は、早く寝たいけれど、子どもが昼寝したので、夜遅くまでつきあう。
本当は、外遊びなんてしたくないけれど、家にいても暴れるので公園に出かける。
すべて、お子様中心ですよね。
このベクトル変更作業がなかなか手強いのですよ。
いくら私のように学校の先生をしていて、いいクラスを作っていたとしても・・・
子どもの扱いがうまいとしても・・・ コレは仕事として上手なのです。
つまり、ベクトルは、ちゃっかりジブン向きです。
だから、ジブンの子育てとなると、結構ヘトヘトになったのです。
簡単にベクトルの向きが変わりませんでした。
でも、ジブン以外の人を中心に生きるってスゴイと思いません?
子どものために、 見返りを求めず、 ただ、子育てをするなんて
そこらのボランティアより、 よっぽど、100倍スゴイですわ。
少々のことでは、怒らず 、でも、必要なことはうまく伝え、 上手にNOを言いつつ、
ちゃっかりジブンのお楽しみはやっていく。(笑)
お母さんっていうオシゴトは、壮大ですよね。
きっと、 これがほどよくできたママのおうちでは
子どももスクスク、優しい子・強い子に伸びていくと思います。
東のブログでは、しばしば「ココロ貯金」ネタが出てきます。
ココロに「言葉」と「行動」でプラスエネルギーを入れていくと
子どもがどんどんやる気と自信をもつようになる! という理論です。
子どもが小さいときには 「ママ、あなたがだ~いスキ!」と言葉で伝えると
みるみる子どもが元気になっちゃいます。
でもね、中学生・高校生にむかって 大好きもないでしょ! ってことになります。
抱っこやおんぶもできません。じゃあ、どうします???
わが家の「プラスのふれあい」はご飯です。
疲れて帰った時に、おいしいと感じるご飯があれば
子どもは、きっと元気になるはず・・・
言葉で「おいしい~」「おいしい~」と言ったとしたら、
それだけでも脳内は活性化して、α波が出てきそうです!
人間が、いいアイデアを浮かぶときは、必ず脳波は、α波です。
ちなみに、私のお子様ふたりは、ご飯で元気に回復しました~
結構、ふつうの行動ですよね。
でもね、今の世の中、 当たり前のことを、当たり前にやったり、
する家庭が 一番伸びる子を育てる家庭かも? と感じています。
それほど 当たり前のことが結構、むずかしい。。。
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