何回言ってもわかり…
子どもって、残念ながら・・・何回言ってもわかりません。
たとえば、すぐに食卓のお茶をこぼすとしたらどうしますか?
これは、子どもにわからせようと思って強く叱責しても何も変わりません。
そして、この時の対応次第で子どもの自己肯定感が変わってきます。
不必要にたくさん怒られると、「どうせ私はダメなんだ」と思う子どもになります。
【よくあるパターン】
「何回言ったらわかるのーーーー!!!!」
【OKママ】
黙って、さっさとお茶を食卓の奥に移動させる。
食事のマナーなど、しっかりと子どもにしつけておきたいことってありますよね。
食事のマナーは、そのつど、子どもに気づかせて習慣化を目指しましょう。
お母さん自身が親から厳しくしつけられたことを
わが子にも厳しくしつけたいと思ったことはないでしょうか?
お母さんの心の中で「これはできないといけないのだ!」
という思いが強くあるのでしょう。
一方、子どもにしてみたら、いくら将来困ると言われても
まだまだ将来について、先の見通しが立たないので、今は困っていません。
いくら「将来困る」と言われても、子どもには「うるさいな」
と感じるだけに終わってしまいがちです。
では、いったいどうしたらいいのでしょうか?
ココロ貯金がもれないように、要点を短い言葉で
子どもに伝えて気づかせていきましょう!
子どもは、お母さんに言われる内容については理解しています。
ガミガミ・クドクド・ネチネチと言わずに
子どもに気づかせてあげる言葉かけをすればいいのです。
そうやって、少しずつ望ましい行動を習慣にさせていきましょう。
OK会話例
お母さん「ひじ」(怒らず、要点を短い言葉で伝える)
子ども「・・・」(ついていたひじをつかなくなる)
お母さん「あ~し」(穏やかな言い方で、言いたいことをストレートに伝える)
子ども「・・・」(穏やかな言い方をされると、反発しないで足を引っ込める)
NG会話例
お母さん「なんでひじをつくの!将来、あなたが恥ずかしい思いをするのよ」
子ども「うるせ~な」(「なんで」と言われると責められたと感じて、とっさに反抗的な態度をとる)
お母さん「あなたのためを思って言っているのよ!」
子ども「それがうるさいんだよ!」
(子どもが「うるさい」と言うときは、「その言い方はNGです」というサイン)
お母さん「親に向かって『うるさい』はないでしょう!」
(どちらが強いかという権力争いに突入する)
ポイントは「ひじ」「足」など、短い言葉で要点を伝えることです。
このポイントをおさえれば、毎日同じことをくり返し言っても大丈夫ですよ。
大きなカミナリを落としても子どもが変わらないのなら
気づかせ作戦に変更します。
子どもがいますぐ全面的に変わらなくても
気づいてさえいれば変わる可能性があります。
将来、大好きな彼女、彼氏とごはんを食べるようになったら
変わるかもしれません♪
それも、そのつどお母さんが気づかせていたからこそわかることなのです。
長い目で見て、育てましょうね。
「ウチの子、手がかかって困るの・・・」
もしも、あなたがそんな悩みをもっていたら
ぜひ、最後までお読みくださいませ。
「子どもに手がかかって困る・・・」と思うとき、多くのママは、
「何をすればいいのだろう?」
「もっと、強く叱った方がいいのかしら・・・」
「効果的に子どもを変えたい!」
そんなふうに考えます。
とはいえ、わが子であっても
自分以外の人を変えるというのはとってもエネルギーが必要です。
そんな時に、わたしの頭によぎる言葉は・・・
「手がかかる子は、手をかけてほしい子」なのです。
下の子の世話に追われてしまい、ゆっくりとスキンシップをする時間がなかったり
仕事と子育ての両立にヘロヘロになっていて、
とても子どもの心にまで気持ちがまわらない状態だったり
理由は、それぞれあるはずです。
でもね、子どもって、
「これくらいすればママもきっと振り向くでしょ!」
といった具合に、いろいろと手を焼かせる行動をしてくれます。
結構、下手な手をつかってきますわ。
かえって、怒られるようなことをやってしまうのです。
ここで言う、「手をかける」というのは、
ママの愛情を「言葉」と「行動」で表現することです。
「ママ、あなたのこと、だ~~いスキ★」
「ママは、あなたのこと応援しているよ」
「あなたは、ママの宝だよ」
と言葉でちゃんと伝えます。
頭をなでてみたり、手をつないだり、添い寝もOKです★
要するに、愛は、動詞なのです。
「子どもがかわいい」のではなく、
かわいいから、「話をじっくりと聞く」とか
「一緒に遊ぶ」とか
「髪の毛をとく」とか
「動詞」で表現しないと、子どもにはまっすぐに伝わらないのです。
子育てに以心伝心は、ありません。
子どもがお母さんにたくさん話をするということは
お母さんの聞き方がじょうずだといえます。
人は、いくら「話をしなさい」と言われても
相手から避難、否定、無視をされそうだと感じると
一気に心のシャッターを下ろしてしまいます・・・
子どもの話には、学校であった楽しいことだけでなく
困ったこと、不平、不満も含まれています。
日頃から子どもの話をしっかり聞いていれば
子どもが本当に困ったことがあったときに、早めにSOSをキャッチすることができます。
「困ったことがあったら、すぐに言いなさいよ」
と言うよりは、ふだんから、聞きじょうずになるほうが最悪の事態を回避できます。
お母さんが聞きじょうずであればあるほど、
子どもは自慢話に花を咲かせることもあります。
お母さんとしたら、自慢話を学校で言うと、友達に嫌われるのではないか・・・
つけあがるのではないか・・・と心配かもしれません。
でもね、大丈夫ですよ!
子どもは、家で見せる姿と学校で見せる姿はちがいます。
家で自慢話をしっかり聞いてもらうと、
自分の存在を認められたと感じるようになります。
自慢話は、自分を認めてほしいという気持ちの表れですから
家庭で自分を認められていれば、学校でわざわざ自慢話をする必要がなくなります。
だからね、こんなに自慢話をさせておくと
学校で嫌がられるのではないかと心配する必要もありません!
お母さんが話をじゅうぶんに聞いてあげるだけで、子どもは心がぐっと安定します。
心が安定すれば、必要以上に学校で周囲の気を引こうともしなくなりますよ。
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