子どもって、昨日までの経験をもとに生きています。
だから、「昨日が暖かければ、今日も同じだろう」と思っています^^
ところで、子どもを病院に連れていき、医者の診察を受けさせることも
ココロ貯金なんですよ。
「もう、大変!」
「兄弟が順番に風邪をひく」
ということがあります。
私は、これも子どもの自信のおおもとになっていると知ってから、
ずいぶん気持ちが変わりました。
先日、子育て電話相談を受けた小6女子のママは、たった1回の子育て
電話相談でお子さんが大きく変わられました。
というと「その人、元々たいしたことなかった人じゃないの?」と
思われるかもしれませんが、全く違います。
こちらのお子さんは小学校6年生です。
この頃になると、親に暴言を吐いたり、わがままを言うことがあります。
それも、家族以外の人が見ているところでやってくれる場合、
親は冷や汗をかきます。
じつは、子どもは10歳を過ぎた頃から、今までの子育ての結果が出てきます。
東がいつも言うココロ貯金が貯まっていない場合は・・・・
「もう待てません!そろそろ体も大きくなってきました。中身がつまった
大人になりたいです!」
と心の叫びを「親への暴言」という形で表現することがあります。
では、家族以外の人の前でなぜ、激しく悪態をつくのでしょうか?
これはね、、、たぶん子どもの無意識レベルで
「ここまですると親が気がついてくれるのではないか?」
と思っている節があります。
子どもは効果的に自分の言いたいことを伝えようと思います。
では、いったいどうしたらいいのでしょうか?
悪態をついた娘に強く怒鳴ってわからせた方がいいのでしょうか?
このママがやった方法は、お子さんにスキンシップを多めにするようにしました。
手をつないだり、足をさわったりしたのです。
じつは、私は、このお子さんはスキンシップをすると早く変化が出ると
見立てました。
その結果、子どもの方から「背中がかゆいからかいて~」と甘えてくるように
なりました。
さらに、学校の話をどんどん自分から話をするようになりました。
そうなると子供の悪態・暴言が減ってきたのです。
子どもは、小6までに人格の核になる部分が形成されます。
中学校になっても子供は変わっていきますが、できれば小6までに
ココロ貯金を貯めておくといいのです。
そこができていると中学生以降に大きな反抗期で手こずることはありません。
子どもがママの体を触ってきたときは、甘えたいサインです。
充電したいんですね~♪
手でも二の腕でも、足でも、胸でも触らせてあげましょう。
おさわりOKです。
でも、中には違和感をもつママもいらっしゃるかもしれません。
その時は、どーーーーーか、そのご自分を責めないでくださいね。
大丈夫ですよ。それ以外のプラスの関わりをチョイスしてくださいね。
まず、よほどでなければ、勝手に触ってもらっておきましょう。
実は、中学生が触ってきても大丈夫です。
それがどうしてもお嫌な方は、「おーーー。どうした??」
「照れるな・・・」と拒否しない程度にかまってあげてくださいね。
要はかまってほしいので。
いっしょに寝るのも、お風呂に入るのもキホンはOKです。
あとは、ママの心次第。
絶対にアウトと思うママは、ガマンせず、うまく上のように言葉を
かけてくださいね。
ママにたくさん触った子どもは、心が安定してきます。
ママにたくさん触った子どもは、幼稚園・学校の先生を必要に触りません。
はたまたよそのオネエちゃんを触りに行ったりしませんよ。
下着泥棒にもなりません。
子どもの添い寝は、「プラスのふれあい」のひとつです。
だから、子どもがいくつになったからやめるというものではありません。
抱っこやおんぶと同じで
子どもがほしがるだけ、ほしがる年齢までしてあげてください。
子育て法によっては、
それはいけないと書いてあるものもありますが、
心理学の交流分析の立場で言うと男女関係なく
抱っこもおんぶも添い寝もOKです。
子どもが「もう!いらない」というまでOKです。
特に9つまでは「つ」がつく年頃なので
子どもを「包んで」育ててあげてください。
9つの「つ」は、「包む」の「つ」です。
5つ、6つ、7つ、8つ、9つまでは、子どもを包んで育てます。
見放したり、放っておいてはいけません。
「甘え」の経験をたくさんした子どもは他の人にやさしくなります。
愛情のおすそ分けです。
わたしもね、早く子どもだけで寝てくれないかな・・・
とず~と考えていました。
だって、夜勉強時間が取れないからです。
子どもといっしょに寝たことは、100万回(笑)あります。
一度に子ども一人で寝始めるわけではなく、
だんだん、その日が増えていき、
時には「お母さんはいつ寝るの?」と声をかけてきていました。
そんな時は、添い寝をしましたよ。
子育ては、こちらから手放しにしない方がよいのです。
お産と同じで、無理に早めることはできません。
しっかりとママに甘える経験をした子どもは
外で強く、優しい子どものなりますよ。
10才過ぎてから、安心できる状態になります。
ご安心ください。
抱っこやおんぶ、添い寝、一緒に遊ぶなどはプラスのふれあいと言います。
そして、プラスのふれあいの中には
言葉でのアプローチと
体へのアプローチがあります。
抱っこやおんぶは、体へのアプローチなんです。
人は、体に触れられることで脳は快状態を感じることができます。
快状態になると脳は快適モードになり、どんどんココロも安定します。
ココロが安定したら、自然と新しいことにもトライできます。
ココロに余裕ができると、下の子や友達にも
やさしくすることができるわけです。
子育ては、よく見て、よく触れて、プラスの言葉を伝えます。
それだけで、ぐっと子どもの様子がよくなりますよ。
急がば回れです。
ママと子どもは、毎日同じ家に住んでいます。
ご飯も作ります。
洗濯もします。
でもね、これだけでは
子どもは、「伸びる子」にはなっていきません。
「やる気」と「自信」がある子どもには、育っていきません。
ご飯と洗濯は、子育てではなく家事です。
いっしょにいるだけで、愛情が伝わると一番いいですが
それに頼るとキケンです。
コトバと行動で、ママの愛情を伝えましょう。
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子育てに以心伝心は、ありません。
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ふれあいのストロークをいっぱいすると子どものこころは安定します。
これは真実です。
でもね・・・
これをやり始めたら・・・
抱っこ、抱っことよけいにせがむようになった Y(>_<、)Y
そんな方もあるかもしれません。
そんな時、不安になりますよね。
これでいいのか?って。
でも、大丈夫!
もし、そうだとしたらそれはお子さんにとって
今、大切なこと、今必要なこと
ということです。
そんな時は、
ここは、腹を決めて
ふれあい心理学を実践してみてください。
もう、子どもがイヤというまで、抱っこしてもかまいません!
とりあえず1週間、出し惜しみなくやってみてください。
十分お子さんが納得したらしつこくせがまなくなる可能性が高いです。
たとえば、キレイでステキなおうちがあるとしましょう。
お庭には遊具もいっぱいのおうちです。
門は閉まっているけれど、
いつかは入ってみたい
そこで遊んでみたい
そう思った子どもがいたとしてください。
そのキレイなおうちがあなたです。
住人ママが門をちょっとだけ開けて中に入っていいよと言ってみたら
「やっぱり、ず~~~と入ってみたかったのよね~~~!!!」
と、ド~~と家の奥まで入ってしまい
居座って帰らない近所の子どもみたいなものです。
庭でも遊び、家の中も散策し足りるほど遊んだら、きっと納得して
自分の家に戻るでしょう。
まあ、こんなお客さんの時には、何かとママも忙しいので、
家事は手を抜いてくださいね、
なにより大事な子育てをしていますから。
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この時、家事の手を抜いた!と怒る子どもはいません。
でも、ママに抱っこしてほしかった・・・
と大人になっても思うひとはいそうです。
ちなみに
何かすることを増やしたときには何かを減らす勇気も大切です。
それでないとバランスとれません。
長続きしないのです。