子どもって、残念ながら・・・何回言ってもわかりません。
たとえば、すぐに食卓のお茶をこぼすとしたらどうしますか?
これは、子どもにわからせようと思って強く叱責しても何も変わりません。
そして、この時の対応次第で子どもの自己肯定感が変わってきます。
不必要にたくさん怒られると、「どうせ私はダメなんだ」と思う子どもになります。
【よくあるパターン】
「何回言ったらわかるのーーーー!!!!」
【OKママ】
黙って、さっさとお茶を食卓の奥に移動させる
これだけです。
子どもはたとえ正しいことだとしても、怒られ過ぎると落ち着かなくなります
が
子どもを持って怒ったことがないママはひとりもいません。
だから
あえて
心の中だけ
怒ってもいい
と自分自身に言ってあげましょう
人は禁止されるとますますその行動が気になる性質があります。
たいていの場合は
怒ってもいいと言われても、人は豹変しません
ツルの恩返し作戦です!
決して中を見てはいけませんっていわれると見てしまいますから。
怒ってはダメと思う方はお試しくださいね。
でも、軽いジャブにしといてくださいね(#^.^#)
ストレートパンチは効き過ぎます。
子どもに怒ったつもりはないけれど、「怒った!」と言われることはないでしょうか。
実は、子どもが親に怒られたと感じる判断基準を分析すると・・・
単に
・声が大きい
・語尾がキツイ
です。
だから、や~んわりと「だめでしょ~~~♪」っ言われると怒られたとは感じず、
「いったい何回言わせるのよー!!!!!、いい加減にしなさーーーい!!!!!」
と言われるとヤバイ!怒られたと感じます。
まあ、怒鳴ると単発的な行動変化は見られますが、それは短期間のことで終わります。
そのため、いつもいつも毎日毎日怒っていなくてはいけなくなります。
まずは、「親が怒る」⇒「子どもが行動できる」のサイクルを断ち切って、
自分から行動できる子に少しでも近づくといいですね。
キホンは、「ココロ貯金」ですけどね。それがないとガソリンが入っていない車と同じです。
車さんに、前から引っ張るのか、後ろから押すのかというよりも、
ガソリン入れて自分で走ってもらうほうがいいのです。
子どもが比較的おやんちゃなことをしていない時に、どんどん貯めてみてくださいね。
私の子育て電話相談では、
「ひがしさん!私、子どもを大きな声で怒ってしまいました~」
ってことはよくあります。
特に最初の頃はあるんです。
もちろん、そんなときは
「ああ、やっちゃったんですね~、それで??」
とお聞きします。
絶対にお母さんを責めません!
子育ては、完璧には出来ません!
だから、うまくいかない時の対応が大切です。
うまくいかない時に、
いかにお母さんを認めるのかによって
これは、失敗ではなく
貴重な経験に変わります!
貴重な経験に変われば・・・
次への見通しもついてきます。
そうそう!
怒らないママになるよりも
怒りすぎた時の対応も大切です。
その方が現実的でしょ★
「言いすぎてゴメンね」
と子どもにも謝りましょう。
原則は、その日の間です!
寝ると子どもは忘れます。
でもね~
子どもによっては
「ホントだよ!」
「いつもママは謝ってばっかり~!」
なんてことをいう事もあります。
そんな時は、
深く入り込まず
「そうだね・・・」
とだけ言います。
その言い方が悪いって言い返すと
またバトルが始まりますから。
こうやって、ママが子どもに謝ると
子どもは、うまくいかない時には
「ごめんね」と謝る手段があることを知ります。
「いけないことをした時は、謝りなさい!」と
怒るよりも、ずっとうまく伝えることができます。
そして、ママも完璧ではないと伝えることができます。
コレ!
大切です★
このやり方で、お子さんのピアノレッスンが
ずっとうまくいくようになったママもいますよ。
ピアノの練習に熱が入りすぎて
つい怒ってしまった・・・
と言うときに使われました。
寝る前に言うと、
翌朝、リセットができてお子さんの機嫌がよかったそうです。
よかった、よかった!
子どもは、いくらママの言うことが【正しく】ても
ガミガミ・クドクド・ナガナガ・ネチネチ・・・
と言われると一気に「ココロ貯金」がもれてしまいます。
そう!
ママの言うことが「正しいこと」だとしてもです。
そして、
ガミガミ・クドクド・ナガナガ・ネチネチと言われ続けると・・・
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●自己主張が出来ない、
弱いタイプの子どもになったり
●おもいっきり反発して、
暴走する子どもになってしまいます。
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ちなみに
どうしても叱らなくてはいけないことは
危険なことをしたとき
大きく人に迷惑をかけたとき
これだけです。
少し大きくなるとこえれに加えて
法律に反することをしたとき
も含まれます。
喫煙、飲酒、深夜徘徊(コレ条例だったっけ?)など。
ということは・・・
ほとんどのことは、
怒らなくてもいいということになりますよね~~
そこで!
「朝の着替えが遅い時にどうしたらいいのですか~~!!」
「下の子をたたくのをやめないのはどうしたらいいのですか~!!」
おまけによくあるパターンは
「放っておけばいいということなんですか~~~!!」
という声が聞こえてきそうです。
それ、いくらなんでも飛躍しすぎです。
そんな時は
することふたつです。
「ココロ貯金」をママのペースで貯めていきます。
こちらが赤字の状態では、どんなしつけも通りにくくなります。
怒らなくても済む工夫をします。
事前に声をかけたり
ママも一緒に手伝ったり
時には
片目をつむったり(汗)
していきます。
ちなみに私は、片目つむりっぱなしです・・・
時には、両目もつむってきました。
さすがに両目は前が見えん!
子育ては、
子どもが親を鍛えてくれます。
親が一番苦手なところ
どうしても克服できないところ
をきっちりと
みっちりと
鍛えてくれます。
それが子育て。
はい。
子育てはイライラしても当然
みんな同じ
そんな気持ちのママは・・・
残念ながら・・・
きっと明日からもイライラしそうです。
実は、私たちは
「前提」で生きています。
つい怒っちゃうママは、
怒るのが前提です。
だから、毎日怒ってしまいます。
ということで
わたしはいつからか、「怒らないママ」を前提にしちゃいました。
ガミガミをなくすと子どもは伸びると信じたからです。
そしたら。。。
すんごく、自分がラクになりました!
片目をつぶりながら
ココロの中で
「しゃ~ないな~・・・・」
とつぶやいていたら
怒る回数は激減しました。
「前提」は、「設定」ともいって
何ごとも「初期設定」のとおりに動きます。
「成功」を設定すると「成功」します。
わが家の子どもは、ひょっとしたら
自分の【欠点・短所】を知らずに生きている?
という可能性はありますが、
まあ、おおむね気づいていることでしょう。
親が言わなくても
学校で友達が先生がバッサリ切ってくれますから。
親が全部切っていたら
親子関係までズタズタになります。
ずうずうしいのですが
他人にバッサリと切ってもらってもいいのですよ。
子どもの数が少ない今の世の中
全部を母親ひとりでがんばろうと思ったら
どうしても怒りすぎてしまいます。
そして、親子関係も悪くなります。
最終的にいちばん大切にすることは
親子関係です。
将来あなたに孫が出来たとき
ばあちゃんに子守を任せたいな・・・
という親子関係が大切です。
独立したら、親の顔も見たくない
という関係だけは避けたいものです。