「こうしないと、あれもしないといけない」
とあれこれ考えるより、3つの鉄則を頭の片隅におきながら、
子供と接していけば、自然と子供との関係がよくなることと思います。
①正しさを一方的にふりかざさない
無駄に子供を怒ってはいないでしょうか。
たとえ、お母さんが正しいことを言ってるとしても
子供が親に悪態をついたり、暴言を吐いたりするなどしたら
別の言い方を取り入れてみましょう。
その方が状況を改善する近道となります。
たとえ正論であったとしても
その伝え方次第で、子供は受け入れられず、
お母さん「私の言うことが正しいのよ!」
子ども「その言い方うざい、気にくわない!」
というかたちで、互いにエネルギーを消耗するだけで
同じやりとりが何度も何度も繰り返されてしまい
状況の改善にはつながりません。
②最初にすべきは、子どものココロ貯金を貯めること
親として、子どもをあれこれしつけたいところですが
子どものココロ貯金が減っている状態では、
親からのしつけを素直に聞こうとはしません。
子どもの言動などで、いくら気になることがあったとしても
始めにするべきことは、子どものココロ貯金を貯めることなのです。
子どものココロ貯金は、親子で感情の言い合い、バトルを
しているときではなく、子どもが落ち着いているときに、
コツコツと地道に貯めておく必要があります。
ココロ貯金が貯まった状態の子どもは、
親のしつけも比較的受け入れやすくなります。
③ココロ貯金が確実に貯まるしくみを作る
お母さんが「子どもをほめて育てたい」と思っていても
実際に子どもがその行為に対して、腹が立つことは多くあります。
まずは、子どもをほめて伸ばす、
常に完璧なお母さんになることを目指すのではなく
「この時間帯なら、子どもの話を聞ける」など、
お母さんの都合や調子がいい時に、できることから
時間を決めて実践します。
例えば、「朝は忙しくて何もできないから、夕方は子どもの話をしっかり聞こう」
「子どもが出かけるときは、必ず玄関先まで見送り、いってらっしゃいと声をかける」
など事前にシミュレーションをしておきます。
お母さんは、家事に子育て、仕事など大忙しですから、
ここだけは外さない、というところを自分のできることから考えておく
くらいがちょうどいいですよ。
子どもの問題行動のほとんどは、
ココロ貯金が焦げ付いていることから起こります。
そのため、子どもの問題行動を改善させることのみに全力を注ぐと
子どもの問題行動の根本的な解決になりません。
あれこれ言うよりも、
子どものココロ貯金を貯めることから始めましょう!
毎日、子どもが
「ママのバカ!」
「ママ大キライ!」
と連発するとしたら・・・
あなたの気持ちはどうなるでしょうか?
・子どもに腹が立つ
・かわいいと思えない
・子育てに自信をなくす
・ココロが折れる
これは普通のことです。
子どもを愛情いっぱいに育てたいと思っても、
毎日この状態ではいくらママでも腹がたつでしょう。
子どもをかわいいと思えないでしょう。
あまりにも子育てに疲れ過ぎると、
子どもにやさしい言葉がけができないようになり、
子どもをかわいいと感じられなくなります。
人は「自分」というコップの水が満タンになると、
他の人におすそわけができるようになっています。
自分がストレスフルな状態では、
子どもにやさしい言葉をかけたり、ゆっくりと
時間を共有して遊ぶことはできません。
でも、そんな自分を責めないでください。
あなたが悪いわけじゃないのです。
子育てという壮大な事業に取り組んでいるのですから、
思ったように進まないことがあるのが普通です。
犬もしっぽを振る犬はかわいいけれど、
かみつく勢いでほえる犬は避けたいですよね。
それと同じです。
抱っこや添い寝、じっくりと話を聴くなどの
プラスのふれあい(ストローク)をする時には
子どものことをかわいいと思って
するのが一番いいのですが
「とてもそんな気持ちにはなれない・・・」
と感じるのであれば・・・
心はあえて変えず、
ママの「言葉」と「行動」だけ変えていきます。
心を変えるまで待ち続けて、
その間に子どもが成長するよりは
ずっといいのです。
5年10年たっても心が変わる保障はない。
まずは、心を込めなくてもいいので
「あなたはママの大事な子!」と言ってみましょう。
「足が疲れた」といったら、そっとさすってあげましょう。
心を込めなくてもいいので、言葉と行動だけ変えていきます。
そんなことをくり返している間に、
まずは子どもの表情が変化してきます。
そのうち、心が落ち着いてきます。
すると少しずつ、
ママは子どもをかわいいと感じることができるでしょう。
言葉と行動が変わっていくと、そのうち心がついてきます。
わたしは、子育て相談の中で、
お子さんのやる気と自信を引き出す
あの手、この手、奥の手
をお伝えしています。(‘-^*)/
そして、
さらに、
善人で図々しいお子さんを育てる方法を提案しています。
人間、
善人か悪人か
どちらがいいかというと
当然、善人です。
でもね、善人で繊細な人は、ちょっと生きづらいのです。
やさしい心は、時として傷つきやすいのです。
それに比べて、
図々しい善人は、
わからないことは、わからないと言い
頼めることは、しっかりと人に頼み
失敗や間違いがあっても
「あ~、やっちゃいました」
と平気で言える
そんなお子さんの育て方をお伝えしています。
これからの世の中、な~んにも起きないことはありえません。
その都度、なんでも対応していくためには
少々図々しいくらいが、ちょうどいいのです!
どうやったら、図々しい善人が育つのか?って?
それは、
「ココロの貯金箱」の残高を多くしていくこと。
それ以外には、裏ワザも魔法もありません。
※東の本のタイトルは
「子どもが伸びる!魔法のコーチング」でしたが・・・(汗
そのためには、まず
自己肯定感が高い子どもを育てること。
これがあると、打たれ強い子どもに育ちます。
親が安心して見ていることができる子どもになります。
先生やクラスがかわっても、いちいち心配をしないで済みますよ。
特に10歳までに、育っていると、ホント後がラクです。
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