子どもが小さい時には、
親が大きな声で怒るとこちらの
言うことをきくことがあります。
特に脅すと効果的です。
長期的には、よくないと思うけれど
短期的に子どもを動かす時に効果があるんです。
「そんなことしたら、サンタさんが来ないよ!!」
って言うだけで幼い子どもは本気にするのです。
実は、その魔法の杖が消える時がやってきます。
10才あたりからボチボチ
親がやっていることを、
ひとりの人間として、
「それでいいのか???」
って批判したり、反抗したりし始めます。
それまでに本当の意味で、子どもではなく、
ひとりの人間として対応できなくてはいけません。
怒るだけではなく、ほめて、認めて、
上手に気になることを伝える能力
が必要になります。
PCで言うと、バージョンアップの時期なのです。
性能を上げないと、対応できなくなります。
お母さんもバージョンアップなのですよ。
思春期の子どもは、自分は何者かをしりたくて
反抗するらしい・・・
それは、アイデンティティを探っているとのこと。
もちろん、ココロとカラダのバランス
が悪いことも理由です。
私は、お母さんも、
子育てしながらアイデンティティを
探っているのではないかと思います。
子どもを持つまでの自分と、
子どもを持ってからの自分は
大きく生活が変わります。
だから、
子育てだけが自分に向いているか
シゴトをしていた方がいいのか
パートが向いているのか
フルタイムがいいのか
同居がいいのか
別居がいいのか
「子育て」と「ジブン」を
すりあわせている気がするのです。
思春期の子どもは、
そのアイデンティティが定まらないので
ココロがぶれやすい。
お母さんは、子育てしながら、
どんなお母さん像がしっくりくるのかを
探っているとしたら・・・
やっぱりココロは揺れるでしょう。
反抗期の子どもと似ているかもしれません。
ひょっとして、
わが子も反抗期だったら・・・
反抗期が二人なので、
そりゃ、もめるでしょう。
本日は、中学2年生の取り扱いを、お伝えします!
中学校の3年間で、もっともだらだらするのが、中学2年生です。
「あ~言えば、こ~言う星人」
「うるさいな~と反抗期星人」
になります。
その割りには、社会的には
まだまだ半人前の所も多くても、
文句だけは一人前の状態です。
その時期を少しでも、早く脱出するためには・・・
1. 上から目線禁止
多くの場合、親の言うことは正しい。
でも、その「正しさ」をふりかざすと家庭が荒れます。
そんな時は、「ママ」を主語にして
「ママは、早めに寝た方がいいと思うよ」とか
「ママは、エアコン控えてほしいな」
と「ママ」を主語にして話します。
「そんな程度の言い方では、子どもはなにも言うことを聞きません!」
というあなた!
大きなカミナリを、エネルギーをつかって落とすよりも
やんわり「ママ」を主語にして話した方が
あなたが本当に言いたいことが子どもにまっすぐ伝わります。
それがどうしても難しい時には
きっちり「ココロ貯金」を貯めてください。
2.大人として扱う
「1」と似ています。
自分の子どもではなくひとりの大人、一人の人間として話をします。
つまり、こちらが言いたいことは「お願い口調」で伝えましょう。
「頼むから、早くお風呂に入ってほしいな」
「お願い、先に●●やっておいてほしいな」
って感じです。
強いていうならば親戚(大人)が家にいる感じです。
それでいいくらいです。
頭ごなしを一番嫌がります。
思春期の親はツライです~
今まではかわいい子どもだったのに、
「なんだか最近生意気になった・・・」という時期です。
この頃は本当に面倒臭いお年頃になります。
でもね、それまでの時期にしっかりとココロ貯金を貯めていれば、
さほど大変な状態にならずに済みますよ。
大事なことは、子どもが高校を卒業したあとなんです。
子どもが小さい頃は、比較的親の思いをしつけに反映させていけます。
たとえば、「お菓子は手作りで!」とか、「ゲームは買わない」とかです。
私は、是非その頃までに、
たくさん子どもにココロ貯金を貯めて
欲しいと思います。
ココロ貯金を貯めておくと、親が必要以上にアレコレと決まりを
作らなくても、子どもは結構親の言うことを聞くようになります。
目に余る暴走も少ないでしょう。
子どもが大きくなってくると、
いくら親が手作りで食事やおやつを作っても、
外では好きなものを食べたり、
ひとり暮らしを始めると
インスタント食品を食べるようにもなりえます。
ゲームもひとり暮らしなんかし始めたら、
もう親の管理は出来なくなります。
ということは、
それまでにある程度子どもの自制心を
育てておく必要があるわけです。
子どもは、いつかは
親の目の届かなくなるところに行きますからね。
物質編→減少します
・時間
・お金
・ナイスバディ
精神編→増加します
・人をやる気にさせる能力
・あきらめる能力
・人に頼る能力
・自分の心を守る能力
・ずうずうしい善人になる能力
・嫌なことを忘れる能力
・欠点には片目をつむり、長所を見る能力
・同時にいくつものことをする能力
・優先順位をつける能力
・気になるひとを重点的にほめる能力
・一見、どうしようもない人を認める能力
・本当に自分がやりたいことを見極める能力
・愛情を言葉で伝える能力
・愛情を行動で伝える能力
・嫌なことを上手に伝える能力
・嫌なことを言われても、気にしない能力
・自分が「出来ること」と「出来ないこと」を区別する能力
・頑張りながら自分のメンタルヘルスを保つ能力
スゴイな・・・
このあたりの能力アップをさせてくれるのが子育て。
これは、介護でも必要だし
職場の人間関係でも必要です。
奥深いぞ、子育て。
子どもって、このへんをきっちり鍛えてくれますわ。
子育ては、子どもを育てるのが大変なのではありません。
実は、自分で自分を育てることが大変なのです。
(私は、成長痛と言っています)
そして、自分が育ちたいと思っても
周囲の大人が育っていないことに腹が立つのです。
なんで、わたしばっかり・・・
になってしまいます。
ここは、
気がついた人が一番偉いのです。
気がついたあなたが、まだ育っていない大人を
巻き込んでいってあげてください。
お母さんってシゴトは、ホント偉いです。
ちなみに私が育った岡山では、
「えらい」を「つらい」「大変」という意味でつかいます。
そして、子育てが大変な時期、夫婦の協力が必要な時期ほど
実は、離婚率が高いです。
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