人は、心の中に貯金箱をもっています。
子どもに親の愛情が伝わっていくと、
貯金箱の中に愛情の貯金、「ココロ貯金」ができます。
この貯金箱のなかに愛情の貯金が貯まっていきます。
この愛情貯金、ココロ貯金がたくさん、たくさん貯まっていくと
子どもはやる気がでて、自信がでてきます。
じゃあ、何をしたら貯金がたまるのか?というと
一つ目は、お子さんの話を聞くことです。これは、だた耳に音を入れるのではありません。
「なるほどね~」「へ~、そうなんだ!」「ほんとう!」
と、味方になって子どもの話を聞きます。肯定して聞きます。
人は、話を肯定されると自分自身も肯定されたと感じるので
ココロ貯金は貯まっていきます。
二つ目は、「触れる」です。
カラダに触れられると、人は理屈抜きに自分を大事にされていると感じるのです。
そして、三つ目は、「承認」です。認めるっていうことなんですよね。
目に見えたことや、ちょっとした変化を言葉にするだけでも
認めたことになります。人は、みーんな承認欲求があります。
その承認欲求が満たされないと、荒れてくるんですよね。
話を聞く、触れる、認める、この三つをしていくと
愛情貯金が貯まり、やる気も自信もでてきます。
やる気、自信がでてくると、おのずと自己肯定感が高くなります。
自分のことを肯定的にとらえる感覚を自己肯定感と言います。
「これってやるよね」
「すごいがんばってるよね」
「たいしたヤツだよね」
と思う感覚のことです。
子どもに大好きが伝わっていくと、貯金が貯まっていくわけです^^
一方、大好きが伝わらないと、残念ながら、貯金が漏れていきます。
ガミガミ・クドクド・ネチネチ言うと、漏れていくんですね。
殴る、蹴るも愛情を感じる行動ではありません。
それでもガミガミ言ってはいけませんと
いっても…ツラくなりませんか?
なので、お子さんが比較的、安定しているときに何をやるかです。
安定しているときに、話をしーっかり聞いておく、肯定して聞いておく
触れられるときに触れておく、ハイタッチをしておく
目に見えるときに伝えておく
そうすることで貯金が貯まっていくので、少々漏れても大丈夫です。
子どもの情緒が安定していきます。
子どもの話をどんどん聞いていたら
「こんなに好き勝手に話をさせていいの?」
「なんでも子どもの話を聞いていて大丈夫?」
と感じることがあるのではないでしょうか。
ここでは、子どもの言いたい放題にどう対応するかをお話しますね。
特に友達のことを悪く言ったときには、親がたしなめておかないと
子どもがダメになるという考えがわいてくることでしょう。
だけど、そんなときでも「あなたも悪い」と言うのは禁句です。
子どもからしてみたら、せっかくお母さんに胸のなかを話したのに
一気に心のシャッターを下ろされた気分になってしまい
話をしたくなくなってしまいます。
学校のことについては、現実的に親が子どもにしてあげられることは少ないのです。
心配だからといって、毎日子どものそばについて学校に行き
子どもに代わって、あれこれと言うことはできません。
まずは、よほどのことでもない限りは、
全面的に子どもの味方になって話を聞きましょう!
少々のことは多めに見て、子どもが言っていることを
信じて聞いてあげてくださいね。
学校では基本的に、先生はどの子どもも平等に扱います。
「あなただけは特別に許します」なんてことはありません。
だから、家庭の中だけでも、子どもの味方になってあげましょう!
お母さんが子どもの味方になったからといって
わが子がダメな子どもになるということはありません。
むしろ、お母さんが味方になってくれていると感じると
家の外でもたくましい子どもになります。
OK会話例
子ども「もういや!Aちゃんは自分勝手なんだよ。『いっしょに帰るから待っててね』
と言うからずっと待っていたのに、ほかの子と帰っちゃったんだよ」
お母さん「あら、そうなの?」(「よい」とも「悪い」とも言わずに、子どもの話に反応する)
子ども「そうなんだよ!『待たせてごめんね』とも言わないし!」
お母さん「へ~、そうなんだ。ずっと待っていたのね」(オウム返し)
子ども「そうなんだよ!」(お母さんが話を聞いてくれる態勢なので、どんどん話を深めていく)
お母さん「まあ、あなたも大変ね」
お母さんもいっしょになって、Aちゃんが悪いと言う必要はありません。
子どもの気持ちをわかろうとすることが大切です。
NG会話例
子ども「もういや!Aちゃんは自分勝手なんだよ。『いっしょに帰るから待っててね』
と言うからずっと待っていたのに、ほかの子と帰っちゃったんだよ」
お母さん「まあ、A子ちゃんってひどい子ね。でも、あなたの友達の悪口を言うと
今度はあなたも悪口を言われるよ」
(相手の子を悪く言ったり、「あなたも悪い」と言うのは禁句)
子ども「・・・・・」
子どもは、お母さんに忠告を言ってほしいわけではありません。
つらかった気持ちをわかってほしかっただけなのです。
不満や怒りでぐしゃぐしゃになった気持ちは、
だれかに「わかってもらう」と確実に小さくなります。
ぐしゃぐしゃな気持ちは、子どもが持っている重たい荷物のようなものですから
荷物が小さくなれば、自然と身軽に活動を始め、勉強にも向かいやすくなりますよ。
私は、子どもを持つと同時に子育て以外に
もうひとつ(もしくはそれ以上)の
裏課題(裏メニュー)があると感じています。
子育てを通して
■実の親との関係を見直したり
■自分の中の「怒りの感情」と向き合ったり
まだまだいろんなパターンがありそうです。
「子育ての悩み」+「向かい合う価値ある課題」
があるんです。
もちろん私もありました~~~
ひとつやふたつじゃなかったわ。
そういえば・・・
時として子育て以上に自分の心の軸をゆさぶる
「裏課題」(裏メニュー)があると聞いて・・・
思い当たるふしはないでしょうか???
私は、仕事、両親、家族、お金・・・・
多くの枠を取っ払いました!
あらっ?多いですね(汗
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