♦学校から帰ったら
医者に行く予約をしていても、
好き勝手に遊びに行く!
♦習い事もやめてしまう
♦学校の勉強もしない
♦悪い友達とつきあうようになった
そんな時、
子どもにどう言ったらいいのでしょうか?
また、子どもは、強く怒鳴ると
改心するのでしょうか?
じつは、
子どもは強く怒鳴っても変わりません。
まあ、
子どもが恐怖を感じるくらいに怒鳴ると、
少しは変わる子どもも出てきます。
でも、いつもその手を使っていると、
親がさらに大声で怒鳴ったり、
罰を与えたりと、どんどんチカラで
子どもを抑えることになります。
それでは、子どもが反抗期になった頃、
抑えがだんだん効かなくなる可能性が
あるんです。
そして、チカラで抑え込まれた子どもは、
今度は逆にチカラで
相手を抑えようとします。
過去に自分が親から学んだ解決方法
(チカラで相手を抑え込む)
を今度は親に向かって使い出します。
やがて、子どもが中学生になって、
親への怒りを本気になって
噴火させるようになると・・・
物を投げたり、壁に穴を開けたり
(壁の穴はカンタンに開きます)
親を蹴ってくることがあるんです。
お母さんは、女性。
だから、男の子が荒れてきたら
「本気で怖い」と言われます。
それは!
ガミガミ口調を減らすです。
もちろん、
子どもがいけないことをした時には、
怒っても大丈夫です。
でもね、
親が子供の人格を傷つけるような言葉を
感情的に言い続けると・・・・
子どもは「親に大事にされている」
とは感じません。
そして、
やがては、親が子どもに自分の人格を
傷つけられることを言われる可能性
があります。
その理由は、
子どもは、自分が育てられる時に、
相手を威嚇する時には
「相手の心を傷つける方法がある」
と学んでいることになるんです。
まさに、
親が子どもに仕返しをされるんです。
わが子と言えども怖いんです。
帰宅後は、まず宿題をしてから遊ぶ
約束なのに、最近は宿題をせずに
外に遊びに行きたいというようになった
6歳の女の子。
帰宅後もダラダラを遊んでしまい、
ちっとも始めようとしません。
何回「宿題はやったの?」
と言ってもかわりません。
いつも夜8時頃からダラダラと取り組むので
寝る時間が遅くなってしまうことを
気にするママ。
小学校に入学したら、
どの親も「しっかり勉強してほしい」
と思うものです。
その考えは悪くないのですが、
どの子もそれがやり通せるかどうかは、
かなりあやういところです。
宿題をしないことは甘えではありせん。
特に6歳くらいなら、まだ体力が低いために、
家に帰ってすぐに、エネルギーを使う
宿題にとりかかるのは、
嫌だと感じることがあります。
さらに、高学年になると
帰宅時間がおそくなります。
寒い時期には、
先に友だちと遊んでおかないと、
すぐ暗くなってしまいます。
宿題をしてからだと遅いのです。
遊びから返ってきたら、
ちょっとだけお母さんが
子どもの勉強を見てあげると
スムーズにとりかかれます。
ダラダラと宿題をする場合は、
単純に宿題の内容がよくわからない
ということがあります。
特に低学年の場合は、
問題文の意味がわからなかったり、
今までに解いたことがない問題が
出ただけで「わからない」
と思ったりします。
さらに作文や読書感想文の宿題は、
どこから手をつけたらいいのか、
お手上げ状態です。
そんな場合は、
いくら子どもを怒っても変わらないので、
一緒に宿題をやってみましょう。
子どもは、耳で聞くだけでは
理解しにくいことが多いので、
大きめの紙に絵や図を書きながら
視覚に訴える方法がおすすめです。
学年が上がるにつれて、
だんだんと子どもに任せていくと
いいのです。
「ここまでできたね」などと
宿題をやっている姿を認めてもらえると、
それにはきっちりと反応して、
意欲的に終わらせることができます。
このように宿題を見てあげることは、
「甘やかし」ではなりません。
子どもひとりでは
宿題の進度が遅いというときは、
怒るよりも勉強のやりかたを教えましょう。
子育てと怒りの感情には、
密接な関係があります。
ガミガミ怒るのは、
子どものココロ貯金を
目減りさせてしまうので、
少ないに越したことはありません。
しかし、子どもを産んでから過去に
一回もガミガミと怒ったことがない
というママは、
きっとひとりもいないでしょう。
世のなかのママは、
大なり小なり、怒りながら
子どもを育てています。
ガミガミ怒ってしまうのは、
子どもが怒られるようなことを
するからだと思っていませんか。
実は、不必要に怒りすぎるのは、
子どもの状態とママの心の状態が
関係しているのです。
たとえば、
毎朝子どもが登校班の集合時間に
遅れてしまうとしましょう。
そんな子どもにイライラしてしまうのは、
単に子どもの出発が遅いからだけではなく、
ママがご近所の手前を気にしているから
でもあります。
ママ自身が恥ずかしい、
ご近所に迷惑をかけている、
いつも集合時間に遅れる子どもの親だと
思われたくない、
もっと小さい子どものほうが
早く集合していてみっともない…など、
自分の評価とかかわっていると思うと、
腹が立つわけです。
また、時間に追われて
苛立っているときほど、
子どもがのんびりモードだと、
さらにイライラしてしまいます。
子どもの気になる行動が、
ママの心の不安定さを増幅させている
わけです。
ですので、怒りを感じたらまず、
「なぜ怒りを感じるのか」
「今、心は何を感じてるのか。
怒りか、苛立ちか、はずかしさか…」
なとど自分自身に問いかけてみましょう。
それから、子どもへの対応策を考えます。
前者のような、
登校班の集合時間に遅れる子どもは、
たとえいちばん最後に集合するとしても、
30分も1時間も
大幅に遅れることはありません。
学校に遅刻しない程度の頃合いを見て、
遅めに集合しています。
だから、怒るのではなく、
「そろそろ7時20分だよ
(具体的な時間を言う)
大丈夫?間に合う?」
とその都度声をかけてください。
ママではなく、
他の子どもに「遅いよ」と言って
迎えにきてもらうのもいいでしょう。
全部のことをお母さんがやろうと思うと、
結果的に怒りすぎてしまいます。
後者のように、
ママ自身が時間に
追われ過ぎているのであれば、
ママが抱える仕事量も多いとも言えます。
自分が忙しすぎると
子どもを怒ってしまいますから、
人に手伝ってもらったり、
上手に家事の手抜きをしたり、
あえてやらないことを作ったりして、
上手にやりくりしてください。
それでも怒りすぎてしまったときは、
どうかママも、子どもへ謝ってください。
「言い過ぎてごめん」ってね。
そうすると、
子どもは「親も完璧ではないんだ」
と知りますし、
よくないことをしたとき、
世の中には謝るという
手段があるんだということを知ります。
子どもがいけないことをしたときに
はじめて「謝りなさい」と言うよりも、
ずっと効果的に謝るという方法
を教えられます。