こんにちは、東ちひろです。
お母さんは、
子どもと一緒の時間がとても長いので、
その分、子どもの欠点もよくわかります。
例えば、いつも小さい声で
話をする子どもがいるとしましょう。
そんな時、お母さんは子どもに
「もっと大きな声で話しなさい」
「あなたは、いつも声が小さい」
「小さい声だと誰もわからないよ」
「自分が損をするのよ」って
正論を言いたくなります。
はい、全部ごもっともです。
でもね、、、
子どもは本当のことを
言われたからと言って、
大きな声になるわけではありません。
多くの場合は、
「もっと大きな声を出しなさい」
と言われると、
かえって声が小さくなります。
そして、「私は声が小さい子」
と植え付けることになります。
心の中に「私は声が小さい子」と入力して、
最後に「ENTER」を押すようなものです。
つまり、お母さんの言葉で、
子どもの認識を「確定」させてしまいます。
もしもそんな時には、
本当のことは言わなくてOKです。
それよりも、
もっと根本的にすることがあります。
こんな場合は、
お母さんが子どもよりも
たくさん話しすぎていないでしょうか?
じつは、お母さんの方が
たくさん話してしまうと、
子どもは、自信を感じられません。
子どもの話の聴き方が変わると、
子どもは人格まで変わりますよ。
子育てほどやりがいの
あるものはありません。
お母さんは、子どもと一緒にいると
何事も、うるさいところ、
汚いところ、が目立ちますよね。
子どもが泣き叫んだり、
おもちゃが出しっぱなしだと、
その部分が目立ちます。
【1】「音がなく静か」「整然」
【2】「音がうるさい」「乱雑」
このふたつは、
どう考えても後者の方が目立ちます。
それは、極めて
「ふ・つ・う」のことです。
でもね、
「子どもの能力をもっと伸ばしたい」
と思ったら・・・
【2】に意識を向けすぎず、
【1】をしっかりと、「探して」、
「言葉」にしていきます。
一見カミワザのようなことですが、
これは私が先生時代、
そして現在の家庭で
常に心がけていることです。
子どもは一日中うるさいわけでも
汚すわけでもありません。
【普通】に過ごしているときに
「落ち着いているね」
「さすが、○○くん」
「さすがお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね」
と【言葉】をつかって
子どもを認めていきましょう。
それが子どものエネルギーになります。
母のアタマを
悩ませることのひとつが・・・・・
片づけが終わらない
片づけても、すぐに散らかり、
一日中イライラモード
ではないでしょうか。
私のクライアントママさんからも
「ホントにウチの子、
片づけができないんです~~~」
というお声をよく聞きます。
まず、片づけほど、個人によって
価値観が違うものはありません。
昔から、お嫁さんが
片づけたいと思っても
お姑さんは、
出しっぱなしが好きだったり・・・
子ども、大人に関係なく、
個人差・温度差があるのです。
だから、いくらあなたが
きれい好きだと言っても
そのあなたから生まれたお子さんが
必ずしもきれい好きとは限らず、
その辺のいい加減さを
むしろ子どもから学びなさい
と言わんばかりに、
チョー整理下手なお子様と
日々バトルを繰り返しながら、
適当に折り合いをつける
ココロのワザを身につけていく
のもコソダテかも・・・
あれ?
これじゃ、あきらめろと
言っているような記事なので
しきりなおします(汗)
片づけには、温度差がある
ということだけアタマに入れておいて
あとは「かたづけなさ~~~い!!」
と叫ぶのではなく
何を、どう片づけるのかを
子どもに説明しちゃいます。
そして、この方法で、ちゃっかり、
やる気にさせていきます。
「きっとダメだよね、と挑発する作戦」
です。
もしも、お子さんにヒットしたら、
ラッキーですが。
「6時には、ご飯できるから」
(時間の目安を言う)
「そろそろ、一回かたづけようか!!」
(強制しないで誘いをかける)
「捨てる物は、ここに入れて!!」
(できるだけ具体的に言う)
(ゴミ箱やゴミ袋に気づかせる)
←子どもって、結構捨て場所に
気がついていない(汗)
「30分は、かかると思うよ~~~」
(ワザと多めの時間を言う)
「そんな早くは、無理だよね・・・・」
(あきらかに挑発)
とワザとできないだろうと言ってみる。
ここで、お子さんが
「1分あったら、できるわ~」
「ちょろいわ~」
「母さん、見てて!!」と
うまくのってくれれば、成功です。
そして、それなりに片づいたら
「え~、もっと時間がかかると
思ってたわ~、
スゴイなあ~、ホント驚いたわ~」
とホントに驚いちゃう!
(注1) 子どもが小さい時期に
お使いください。
(注2) 中学生でやったら、
間違いなくケンカになります。
親の離婚を経験する未成年のこどもは、
年間およそ23万人。
50年前の約3倍に上るとか。
私の感覚では、3倍以上の気がします。
以前、私は、繁華街を
校区にもつ中学校に勤務しました。
その中学校では、6人班のうち、
2~3人程度シングル家庭でした。
そのシングル家庭の子どもに
交じって給食を食べる時、
意識的にたくさんおしゃべりしていました。
そこを押さえておくと、
不思議と子どもが急転直下しないのです。
安定した大人が、子どもの話を
肯定的に聴く。
これが子どものメンタルを安定させます。
で、「離婚は子どもに影響するのか!?」
ですが、、、、
影響が全くないわけではありません。
親が離婚をすると、
ほとんどのママは仕事をします。
収入のことを考えて、
長時間勤務の人が多いです。
子ども達だけで、
長時間留守番をすることも多いです。
親の立場で言うと、
ママも一日中仕事で疲れて
家に帰りますから、、、、
笑顔は消えて、家に帰るなり、
「さっさとしなさい!
「なんでまだ宿題をしていないの?」
と言うことも多いでしょう。
ただね、、、
お分かりかとは思いますが、
このセリフは、親が離婚を
していなくても、よく言います。
フルタイムママでもよく言います。
専業ママもよく言います。
つまり!
離婚が悪いわけではありません。
ママの生活がハードになるために、
「子どもに冷たく接してしまいがち」
ということが問題なのね。
私が以前担任になった
小3男子君のママは離婚していました。
でもね、小3男子君は、
とってもうまく育っていました。
人当たりがよくて、友達が多い子でした。
このママは、離婚後に実家に戻り、
子どもの世話は祖父母がしていました。
ママも落ち着いて仕事ができるためか、
お目にかかっても
精神的な余裕がある気がしました。
さばけている印象。
NHKあさイチでも言っていましたが、
たとえ離婚していなくても、
あまりにもケンカが多い夫婦関係では、
子どもの居場所がなくなります。
家庭に居場所がない子どもは、
家の外に関心が向いていきます。
つまり、離婚は子どもに
少なからず影響はあります。
その影響というのは、
子どもが転校するとか、
ママが家にいない時間があるって
ことくらい。
それよりも、もっと大事なことは、
ママに時間と体力と精神力の余裕が
なくなることで、
子どもにツラく当たることですね。
まあ、ママはね。
最低限、夜には家に戻る。
ココだけは必須ね。
「突然いなくなって、
長期間家に戻ってこない」
いわゆる蒸発。
ここだけは回避させてくださいね。
これだけは、子どものココロに
影を落とします。
それ以外は、いくらでも
修正させる自信はありますよ。