【思春期とは】
思春期の子供は、幼い頃とは全く異なります。
親がなにかを強く言っても
泣いて謝る、反省するという行動はしないのです。
親から本当に納得できる言い方・やり方をしてもらえないと
素直に受け入れ、行動を変えようとせず、反発をします。
幼い頃なら、親の言うことに疑問をもたずに従っていた子供が
思春期になると疑問を感じるようになります。
そのため
「親が見ていなければ何をしてもかまわない」と
考えたりするようになります。
親は、「怒らないと子供は行動しない」と考えてしまうので
親子関係が悪い方に進んでしまいがちになります。
子育ての最終目標は、子供の自立ですが
そこから大きく離れた状態になってしまう可能性があるのです。
【なぜ思春期になると子供は反抗するの?】
なぜ、子供は反抗をするのでしょうか?
思春期における反抗は、
子供の体と心が急激に変化することにより生じます。
身体的には、親よりも成長していきますが、
心はまだまだ半人前の状態です。
言うなれば、知識も経験も少ない大人のような状態です。
なので
体と心のバランスが悪い状態にあるため
自分自身でも、自分の感情がうまく取り扱えないのです。
今までは親や先生の言う事は
全て正しいと疑わなかったのに
「その言い方、本当にそれでいいの?」などと
客観的に大人を見るようになってきます。
「お母さんに怒られるのが怖いから」
という理由で、親に反発しなかった子供が
「その言い方や方法で本当にいいの?」と
親へ「イエローカード」を突きつけてきます。
そのため、親と子供同士がお互いに
「子供が悪い、親がうざい」という
バトルに突入することになってしまいます。
【一人の人として尊重する】
思春期の子どもとどう向き合えばいいでしょうか。
子どもが体も心も不安定なこの時期は、
子どもから売られたケンカは買わないようにします。
よほどの事ではない限り、子どもの言うことは
あえて否定をせずに、言わせておきましょう。
そして、これだけは言っておきたい事については
「私メッセージ」を使って伝えます。
伝え方として「お母さんは〇〇と思うけどね」
とお母さんが思っている気持ちをそのまま伝えます。
また「お願いだから、そろそろお風呂に入ってほしいな」
とお願い口調でやりとりするのもおすすめです。
親が子どもに気をつかう、子どもの言いなりになる
ということではありません
一人の人格がある大人として子どもと接していく
ことです。
【知っておきたい。ココロ貯金とは】
私たちは、生まれつき心の中に貯金箱をもっています。
「あなたの味方だよ、大好きだよ」と愛情が伝わる言葉を言われたときに
貯金がたまるしくみになっています。
貯金残高が多いと心に余裕がうまれ
自然と、友達や兄弟にもやさしく接したり
勉強や習い事など新しいこともがんばるようになります。
貯金残高が多いと、自己肯定感、やる気、自信も増えます。
ですが、親が子どもに対して
子どもの存在・人格を否定するような行動や言動をすると
ココロ貯金箱の残高が減ってしまいます。
具体例として、虐待です。
虐待は、子どもに精神的・肉体的な不安や恐怖を与えます。
そのため、自分への自信は生まれず、やる気や意欲を
もてない子どもに育ってしまいます。
また、虐待まではいきませんが
子どもは親にガミガミ・クドクド・ネチネチ言われると
ココロ貯金が減ってしまいます。
・ガミガミとは
いい加減にしなさい!早くしなさい!と感情にまかせて怒ることです。
・クドクドとは
子どもの悪いところを直そうとするあまり、必要以上に長話をしてしまうことです。
子どもは、長話を聞くのが苦手で、最後まで聞けません。
・ネチネチとは
「そんなことをしたら嫌われるよ、いつもダメね」などと、
子どもの人格否定をするような事を言ってしまうことです。
これらの行為は、子どもの自己肯定感を低下させてるため
いくら親が「もっとしっかりしなさい、もっと自信をもちなさい」
といっても自信がある状態にはなれないのです。
子どもによかれと思って言ったとしても
子どもは自分のことを否定的に見られている、
認められていないと感じてしまいます。
あなたのお子さんのココロ貯金箱の残高は、いくらでしょうか?
思春期の子どもなので、親への反抗があって当たり前とは思います。
ですが、目に余るほどの反抗行為がくり返されているならば
貯金残高が赤字状態である可能性があります。
「子どもが言うことを聞かない」
「友達関係の悩みが多くて困っています」
など、お母さんの子育ての悩みは尽きないでしょう。
ですが、悩んで解決策を考え、
一つひとつの問題を解決していくよりも
ココロ貯金を貯めることに力を注いだほうが、
効果的にやる気のある子どもに変わっていきます!
結果的に子どもの能力全体を底上げすることにつながります。
【反抗期をこじらせない3つの鉄則】
反抗期真っ只中の子供と接するときに、必ず守りたい鉄則があります。
「こうしないと、あれもしないといけない」
とあれこれ考えるより、3つの鉄則を頭の片隅におきながら、
子供と接していけば、自然と子供との関係がよくなることと思います。
①正しさを一方的にふりかざさない
無駄に子供を怒ってはいないでしょうか。
たとえ、お母さんが正しいことを言ってるとしても
子供が親に悪態をついたり、暴言を吐いたりするなどしたら
別の言い方を取り入れてみましょう。
その方が状況を改善する近道となります。
たとえ正論であったとしても
その伝え方次第で、子供は受け入れられず、
お母さん「私の言うことが正しいのよ!」
子ども「その言い方うざい、気にくわない!」
というかたちで、互いにエネルギーを消耗するだけで
同じやりとりが何度も何度も繰り返されてしまい
状況の改善にはつながりません。
②最初にすべきは、子どものココロ貯金を貯めること
親として、子どもをあれこれしつけたいところですが
子どものココロ貯金が減っている状態では、親からのしつけを素直に聞こうとはしません。
子どもの言動などで、いくら気になることがあったとしても
始めにするべきことは、子どものココロ貯金を貯めることなのです。
子どものココロ貯金は、親子で感情の言い合い、バトルを
しているときではなく、子どもが落ち着いているときに、
コツコツと地道に貯めておく必要があります。
ココロ貯金が貯まった状態の子どもは、親のしつけも比較的受け入れやすくなります。
③ココロ貯金が確実に貯まるしくみを作る
お母さんが「子どもをほめて育てたい」と思っていても
実際に子どもがその行為に対して、腹が立つことは多くあります。
まずは、子どもをほめて伸ばす、常に完璧なお母さんになることを目指すのではなく
「この時間帯なら、子どもの話を聞ける」など、
お母さんの都合や調子がいい時に、できることから
時間を決めて実践します。
例えば、「朝は忙しくて何もできないから、夕方は子どもの話をしっかり聞こう」
「子どもが出かけるときは、必ず玄関先まで見送り、いってらっしゃいと声をかける」
など事前にシミュレーションをしておきます。
お母さんは、家事に子育て、仕事など大忙しですから、
ここだけは外さない、というところを自分のできることから考えておく
くらいがちょうどいいですよ。
子どもの問題行動のほとんどは、
ココロ貯金が焦げ付いていることから起こります。
そのため、子どもの問題行動を改善させることのみに全力を注ぐと
子どもの問題行動の根本的な解決になりません。
あれこれ言うよりも、
子どものココロ貯金を貯めることから始めましょう!
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