子どもは、子育ての道しるべ。
子育ての方向性が間違っていたら、きっちりと「違いますよーーー」と
サインを出します。
そのサインが、かんしゃくや兄弟けんかなど、子どもの気になる行動として
表されます。
子どもがママを育ててくれております。
うれしいような、うれしくないような・・・。
子どもが約束を破ったとき、親はどんな対応をしたらいいのでしょうか。
まず、私はあまり子どもと約束はしませんでした。
というか、子どもと約束をした記憶は1回もないです。
実は、
約束をするから、破るという行為も生まれます。
結果的に必要以上にしかることになります。
まず、子どもは今一番楽しいと思えることを優先するという特徴があります。
だから、約束を破ろうと思っていなくても
結果的に「約束を破ってしまった」ということになります。
楽しいことを優先させちゃったわけですね。
私は、その都度派です。
・「ひとつだけでも宿題しておいた方がいいと思うけどね。」
(お得感を出す)
・「ランドセル、部屋に行くならば、持って行ってほしいでーす」
(具体的に、子どもが行動しはじめる時に言う)
・「弁当箱、出した??」
(出していないのを知っていて、質問する)
親に必要な約束でも、子どもには必要感がありません。
だから、平気で忘れます。
でも、「その都度質問」を根気よく続けていると、だんだんと
習慣化されてきますよ。
そして、いずれは自分で考えて行動できる子どもになっていきます。
親との約束がなくってもね。
よく、「自分が困ると勉強するようになる」「自分から気がつくと
勉強するようになる」と言います。
たしかに、自分が「これはマズイ」と気が付くと心を入れ替えて
自分から進んで勉強するでしょう。
ただ、それがいつなのかということですよね。
気が付くのが10年後だとしたら、、、、、子どもは大きくなってしまって
います。
私は、そんな気が遠くなるようなことを期待するよりも、今すぐに
おうちの方がちょっと勉強をサポートしてはどうかと思うのです。
子どもはね、義務感では勉強をしません。
勉強するとうれしい、勉強すると楽しい、わかるとおもしろいと思えば
勉強をするようになります。
つまり、「快」を感じるとやるわけね。
じゃあ、どうするかですよね。
子どもが勉強している姿を見た時に、目に見えたことをそのまま
言葉にします。
「おー、頑張っているね」
「今日は、計算ドリルが宿題なんだね」
「だんだん難しくなってくるね」
「半分終わったね」
「やる気があるね」
と目に見えたことをそのまま言葉にして伝えます。
これだけで、子どもの存在を承認したことになります。
承認されると子どもは、もう少し頑張ってやろうかな~と思うのです。
残念ながら、子どもは怒られてもやる気はでないのです。
私たちは、毎日生きていると次々と難問がやってきます。
ママだったら、子どものこと、親のこと、パパのこと、兄弟のこと、
親戚のこと、職場の人のこと・・・といろんな人のお困りごとに関係が
出てきます。
「もう、どーーしたらいいの?」って時には、私はこんなことを考えます。
物事には、「できること」 と「できないこと」があります。
一方、「もうすでにやっていること」と「まだやっていないこと」が
あります。
困った時に取り組むことは、「できること」で「まだ、やっていないこと」
は何かを考えます。
あれもこれも大変と思わず、この部分を取り組むと物事は前進します。
たとえば、子どもが不登校の場合に、「できないこと」は、子どもの
かわりに学校に行くこと。
でも、家庭で子どもの話をよーーく聞いたり、スキンシップをしたりは
「できること」です。
もしも、↑「子どもの話を聞いたり、スキンシップが足りていないかな」
「まだできることかな」と思った時には、その部分を取り組みます。
あえて、子どもを変えようとはしません。ココは、冷たいようですが
「できないこと」です。
でもね、ママが「できること」を取り組んでいくことで、結果として
子どもの自己肯定感が高まり、意欲的な姿が見られるようになります。
そうなれば、学校復帰も見えてくることでしょう。
フォーカスする所は、「できること」で「まだやっていないこと」を
探して取り組んでみることです。
それが現実を大きく動かすきっかけになりますし、あなたが受ける
ストレスがぐぐっと減ってきます。
人間は、「できないこと」を取りくもうとすればするほど、ストレス度が
大きくなります。
動かない大きな岩を全力で押しているようなものです。腕も足も疲れて
しまい疲労困憊した割には、何も変化が見られません。
でも、その岩を細かく砕くことができるのであれば、結果として岩を移動
させることもできるでしょう。
ハンマーをもってきたり、他人に助けを求めたり、できることに
フォーカスします。
ラクになりますよ。
幼稚園も小学校も親が思っている以上に「あ・つ・い」所です。
そんな気温の変化が激しいときは、子どもが家でぐだぐだしやすいです。
でも、家でぐだぐだしていても、その状態は「家の中」だけのことが
多いです。
家庭は、それだけ本音を出しやすい場所っていうことです。
母子ともに、イライラしやすい時期ですが、まずは子どもに冷たい飲み物を
飲ませてあげてくださいね。
冷たい飲み物は、ヒートアップした子どもの心をクルールダウンさせて
くれます。
ちなみに、学校へクレーマーのママが来た時には、熱い飲み物ではなく
冷たい飲み物を出す方がいいと言われています。
これも冷たい飲み物でヒートアップした心が落ち着いてくることを
ねらっています。
今日もお子さんが帰ってきたら、まずは親子でクールダウン。
応援していますね。
残念ながら・・・
子どもはママを不死身だと思っています。
ママが、白い包帯で体をぐるぐる巻きにしていると「これは大変!」と
気づきますが。
だから、体調が悪い時は「ママ、今日は頭が痛いんだよね」と先に
伝えておくといいです。
ここでママに余裕がなくなって、ガミガミ怒ると子どもは「自分が嫌われた」
と勘違いする可能性があります。
それは面倒くさいので、先に「あなたを大好き!」と言葉で伝えておくと
いいですね。
ママ業には、年休も病休もありません!
だから、自主的に休みをとってしまいましょう。
たとえ、それでパパが不機嫌になったとしても、ママが倒れて長期間
入院したら、一番最初に困るのはパパです。
パパのためにも、ママのご自愛は必須です。
頑張って倒れても、誰もほめてくれません。
子育ては、これで終わりということがありません。
ただ、やることが変わるだけで、「悩みはつきないんだな~」です。
わが子が2歳くらいの時、「この頃の悩みはほんとらくだった。反抗期は、
その比ではないのよ」と言われたことがあります。
その頃は信じられなかったけれど、本当にそうなんです。
子どもが小さい時はママは体を使い、大きくなると精神的な悩みが
多くなり疲れます。
たとえば、小さい時はおむつが取れないという悩み、大きくなると
子どもが家出をして帰ってこない、という悩みにかわります。
ちょっとおおげさですが。
子育てをしていると、イライラ・バタバタすることばかりです。
でも、その内容に意識を向ければ向けるほど、その状態は拡大して
しまいます。
ということで、「きょうだいケンカばかり」「怒ってばかりのわたし」
というようにマイナス用語は使わないようにしましょうか。
あえて、そこに意識を向けず、「子どもとお風呂に入った」「ご飯を作った」
「送り迎えをした」こんな出来ていることを言葉にしていきましょう。
「子どもと自分の欠点短所を見ない練習」「現実を見ない練習」です。
子育て上級編のカミワザ(笑)