お子さんがいるとどのご家庭でも
1つや2つは習い事を
していることと思います。
習い事をはじめる前に
多くのお母さんは
「ちゃんと続けられるの?」
「練習もがんばることができるの?」
と念を押します。
すると、ほとんどの子どもは
「うん、大丈夫」と言います。
でもね、子どもは先の見通しが出来ません。
たしかに子どもはお母さんに
「ちゃーんと練習する」とも言いました。
その時の気持ちには
嘘いつわりはありません。
でも・・・・・
友達と遊ぶ時間が減るって・・・・
「し・ら・な・か・っ・た」
ということです。
練習も「やりたいとき」だけではなく、
「やりたくないとき」
「大好きなテレビを見たいとき」
「面倒くさくなったとき」も
練習をするという実感がないのですね。
まあ、子どもの見通しってそんなものです。
だから、
「ちゃんと練習するってウソをついた」
と言っても仕方がありません。
おこちゃまですからね。何事も未熟です。
では、
習い事をどう考えるといいのでしょうか?
まずは、
「続かないことがあるかもしれない」
ことを想定しておきます。
どんな習い事も特に
最初はお金がかかりますからね、
親としてはそんなに簡単に
やめられるともったいないです。
しかも、
あっさりやめると根気がない子どもに
なりそうですしね。
まずは、あっさりとやめない防止として、
習い事に行っていること
自体をきっちりと認めていきます。
「お疲れさん、学校が終わってからの
スイミングなのによく頑張ったね」
「寒くなるとピアノの練習って
指が動きにくいよね」
とちょっとねぎらう気持ちを
伝えていきましょう。
何事も「当たり前」ではありません。
そして、スイミングだったら、
まったくやっていない子どもに比べたら
寒い冬場も泳いでいるわけですから、
体力作りにはなるはずです。
ピアノだったら、
まったくやっていない子どもにくらべたら、
楽譜を読むことは上達するでしょう。
それくらいに気長に見守る方がいいですね。
習い事は、学校の勉強とくらべて、
他の子どもとのレベルや級の違いが
わかりやすいです。
その分、お母さんが子どもを
怒ってしまいやすいと言えます。
それでは、何をしているのか
わからなくなってしまいますね。
ほどよい加減が大切です。
そして、援護射撃として
「応援だけ」はしておきます。
子どもは親が何もしないのに、
勝手にどんどん頑張ることは・・・・
かなり稀でございます。
子育てに正解はない
とは言いながら・・・
世の中には、
いろんな子育て法があります。
日本だけではなく、
世界中には
様々な価値観がありますから・・・
迷って普通です。
まあ、多くの方は
自分が育てられた
やり方を参考にされたり
それが嫌だったとういう方は、
そこから立て直しを
されたりします。
本屋には、
●●式子育て法、△△メソッド
なんて本もズラリです。
一応、私の「子育て心理学」は
一番、基本的な子育て法です。
子どもの発達を考慮しています。
本を出版するにあたっても、
そのあたりの学問的裏付けがないと
自信をもって、
その本を世に出せませんでした。
それに、公立学校勤務時や
小学校PTAで講演をするのに
あんまり、希なものでは、まずいでしょ。
でもね、
子育てに迷った時は、
お子さんが答えだと思うのです。
わが子が不安定になるとしたら、
それは、やめた方がいいです。
まだ見ぬ将来のために・・・
とガマンしてやったとしても
今の子どもが落ち着かないとしたら
それは、まずいと思うのです。
子育ては、
方向性だけ間違っていなければ
必ず、子どもの状態が安定します。
何回やってもうまくいかないとしたら、
それがいい・悪いは別にして
あっさりと、やり方を変えた方が
いい結果は、早く出るのです。
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