子どもは、心を温めると自然に変わります。
子どもは、いくら「強くなれ」「しっかりしなさい」
と言っても強くも、しっかりもしないのです。
むしろ、「ちょっとした変化」「目に見えたこと」
を言葉にして伝えた方が、子どもは1日でも早く変化をします。
言葉で子どもを認めたことになるからです。
子どもが出かける前、帰ってきた時に、
「名前」+「あいさつ」+「肩や頭に手を触れる」
こんなココロ貯金はいかがでしょうか。
さらに、朝は「気を付けて行ってくるんだよ」
夕方は「お疲れさん!今日も暑かったね」と声をかけてくださいね。
他の兄弟にヤキモチをやかれないココロ貯金です。
出来たことを承認するには、「言葉」と「動作」のセットがわかりやすいです。
ママの表情がニコってするだけでは子どもはわかりにくいです。
ついつい、子どもに言い過ぎてしまうとき、ありますよね。
そういうときは、「言い過ぎてごめん」と一言謝っておきましょう。
大人への対応と同じです。これは、子どもに媚びへつらうことではありません。
いけないことをしたら、相手に謝るという基本的な人間関係のルールです。
また、お母さんが子どもに謝るという方法で、間接的ではありますが
間違ったことをしたときには、謝るという方法で、
悪化した人間関係を改善できることもある、ということを子どもに伝えられます。
いけないことをしたときに「謝りなさい」と何回も言われて
しぶしぶ謝るよりも、自分が人から謝られた体験があるほうが、
とっさのときに「ごめんなさい」の一言が出てくるようになります。
反抗期真っ盛りの子どもは、お母さんが謝ると
「ホント!お母さんは言い過ぎよ!」と反発するかもしれません。
そんなときには、さらりと「そうね~」とだけ言っておきましょう。
「親に向かって何よ!その言い方!」と言わない忍耐力が必要です。
こちらが黙っていれば、子どもはだんだんと落ち着いていくでしょう。
ココロ貯金を貯めるコツは、「これならばできそう」というものを
お母さんのペースで取り入れていくことです!
いまは子どもに経済力が備わっていないために
同じ家でいっしょに暮らしていますが、
やがて子どもが大学生、社会人になったとき、
自然と親元から離れていく時がきます。
そのときに、完全に音信不通の状態になってしまい、
子どもがまったく便りもよこさなくなってしまったら、
どんな気持ちになるでしょうか?
母親としては、子育てで大きなやり残しをしてしまったと感じることでしょう・・・
将来いっしょに住まなくても、
結婚して子どもが生まれたときには
孫の顔を見せに来てくれたり、
孫を預けてくれたりするくらいの関係になりたいものですよね。
指示・命令パターンだけで子育てを続けていると、ココロ貯金が焦げ付いてしまい
子どもとの関係が最悪なものになってしまう可能性があります。
そうならないためにも、これまで紹介したような子育てのスキルを
お母さんが取り組みやすいものから、チャレンジしてみてくださいね。
毎日、子どもが
「ママのバカ!」
「ママ大キライ!」
と連発するとしたら・・・
あなたの気持ちはどうなるでしょうか?
・子どもに腹が立つ
・かわいいと思えない
・子育てに自信をなくす
・ココロが折れる
これは普通のことです。
子どもを愛情いっぱいに育てたいと思っても、
毎日この状態ではいくらママでも腹がたつでしょう。
子どもをかわいいと思えないでしょう。
あまりにも子育てに疲れ過ぎると、
子どもにやさしい言葉がかけられなくなり、
子どもをかわいいと感じられなくなります。
人は「自分」というコップの水が満タンになると、
他の人におすそわけができるようになっています。
自分がストレスフルな状態では、
子どもにやさしい言葉をかけたり、
ゆっくりと時間を共有して遊ぶことはできません。
でも、そんな自分を責めないでください。
あなたが悪いわけじゃないのです。
子育てという壮大な事業に取り組んでいるのですから、
思ったように進まないことがあるのが普通です。
犬もしっぽを振る犬はかわいいけれど、
かみつく勢いでほえる犬は避けたいですよね。
それと同じです。
抱っこや添い寝、じっくりと話を聴くなどの
プラスのふれあい(ストローク)をする時には
子どものことをかわいいと思って
するのが一番いいのですが
「とてもそんな気持ちにはなれない・・・」
と感じるのであれば・・・
心はあえて変えず、
ママの「言葉」と「行動」だけ変えていきます。
心を変えるまで待ち続けて、
その間に子どもが成長するよりは
ずっといいのです。
5年10年たっても心が変わる保障はない。
まずは、心を込めなくてもいいので
「あなたはママの大事な子!」と言ってみましょう。
「足が疲れた」といったら、そっとさすってあげましょう。
心を込めなくてもいいので、言葉と行動だけ変えていきます。
そんなことをくり返している間に、
まずは子どもの表情が変化してきます。
そのうち、心が落ち着いてきます。
すると少しずつ、
ママは子どもをかわいいと感じることができるでしょう。
言葉と行動が変わっていくと、そのうち心がついてきます。
「私の子育ては、うまくいっているのだろうか…」
子育ては、基本的に
慣れないことばかりですよね。
慣れるといいのですけど、
なかなか慣れないのです。
もちろん、子育てのなかで
同じことをやる機会は多くなるので、
うまくできることは増えてくると思います。
ですが、お子さんは、どんどん成長しますよね。
なのでその都度、子育てを
バージョンアップするといいと思います。
例えば、幼稚園の子どもの子育てが慣れてきたとして、
ずーっと子どもが幼稚園にいるわけでは
ないですよね…
幼稚園のつぎは小学生になる、
小学生の子育てに慣れたと思ったら、
つぎは中学生になる。
つまり、ずーっと同じことを
やり続ける子育てというのはありえないのです。
なので、子育てだけはみんな初心者マークだと
思っているんですよね。
いつも初めてなのです。
「男の子の子育てに慣れてきた」と思ってきたら
つぎに女の子が生まれたとすると、
育て方もちがってきますよね。
じゃあ、一番上は男の子で、
二番目も男の子だったらというと
第一子の長男は慣れてきたけど、
第二子や末っ子の子育ては初めてだったりしますよね。
つまり、どこまで行っても
初心者マークなんですよ。
いずれにしても
私は子育てに慣れた、というのは
ありえないんだと思います。
どこまでいっても
これでOKていうのを感じないのが
子育てだと思うんですよね。
一般的に子育てに正解はないと思っています。
ですが、答えがないのにただひたすら
5年、10年、15年も子育てのために
お母さんが走り続けるのは大変ですよね…
どうしたら、少しでも子育てがうまくいくか
頼りにできるものがあるといいと思います。
そこで、私は子育て心理学や
ココロ貯金の貯め方をお伝えしています!