「子どもを怒鳴らない」ようにするのは、結構難しいです。
それよりも、あえて・・・
怒鳴ってもいいので・・・
それ以外の時間にたくさん話を肯定的に、共感して聴いてみませんか?
結果として、子どもが落ち着くので、怒鳴る回数が減りますよ。
子どもが幼い頃は、子どものすべてがわかります。
赤ちゃんだったら、今日のウンチの状態もわかります。
それが、子どもは大きくなればなるほど、親が知らない子ども、わからない時間帯が増えていきます。
それでも、お母さんが関われる場面にしっかりとココロ貯金を貯めておくと、
たとえ子どものわからないことがあったとしても、子どもが横道にそれることはありません。
親が出来ることが十分あるってことですね。
子育ては何度でも仕切り直しができます。
何度でも何度でも紙ふうせんをたたきあげるように、
落ちてきたらその都度ココロ貯金を貯めてみましょう。
きょうだいがいれば、順番に落ちてきますから、その都度たたき上げます。
話を聴いて・認めて・触れてみるといいですね。
ああ、時々夫が落ちてきますよ。
さて、私の子育て電話相談やランチ会に参加されるママさんは、こんな方が多いです。
・お子さんが発達障害と言われている
・お子さんが発達障害の疑いと言われている
・発達障害ではないかもしれないが、似た状況で困っている
・お子さんが不登校
・お子さんが行き渋りをする
たぶんこの5つで私の子育て電話相談の6~7割を占めています。
それだけ、親御さんが心配になることなわけです。
じつは、、、私は発達障害や不登校だけ全く別の対応をしているわけではありません
(少しは効果的なコテサキもお伝えしますけど)
※東ちひろは、以前教育委員会の就学指導委員でした。
わたしは、いつも子どものメンタルを安定させることだけを全力で行っています。
その1つがココロ貯金を貯めることです。
この貯金が貯まると、子どもは本来もっている能力を発揮するようになります。
子どもは紙風船と同じです。
ココロ貯金が減ってきたら、ストンと落ちてきます。
それがダメではなくて、「今、目減りしているな」とサインとして受け取りましょう。
そして、そこからまたココロ貯金を貯めるがごとく、紙ふうせんを打ち上げます。
その繰り返しが子育てです。
私も何度も何度も何度も何度も紙風船を打ち上げていました。
だんだん落ちてくるまでの時間が長くなりました。
私は、今までずーーーーっと考えていたことがあるのです。
それは
どうしたら
「やる気がある子が育つのか」
「自信がある子が育つのか」
ということです。
私は、元小学校の先生です。
そうすると、学校には非常に優れた子どもがいるんです。
・やる気がある子
・自信がある子
・しっかりしている子
・頑張り屋の子
・人に親切な子
・荒れた子に振り回されない子
・心の軸がぶれない子
・負けん気がある子
・思いやりがある子
・努力家の子
・まじめな子
こんな子っていいと思いませんか?
で、私はどうしたら、こんな子が育つのかを研究していました。
うまく育っている生徒を見つけては、その子の親がどんなことをしているのかを観察していたんですね。
するとある法則に気がつきました。
【1】ママが自分の人生を楽しんでいること、やりたいことをやっていること
【2】そして、【1】で得たエネルギーを子どもに与えているのです。
ママがただ遊んでいるだけ、楽しんでいるだけではダメです。
これは私の中の学校経験から感じたことです。
さらに、もっと詳しい理論を知りたいと思いました。
私が最初に執筆した本『魔法のコーチング』を書き上げる時に、
ただ大事なことを羅列する本はイヤでした。
だれでも書ける寄せ集め的な本にはしたくありませんでした。
本は一回出版されると著者の手を離れてひとり歩きします。
だから、責任がもてる本、子育てに困っている人が役に立つ本、
買ってよかったと思える価値がある本を作りたいと思いました。
そしたらね、「ココロ貯金」(R)という方法を思いつきました。
子どもは「ココロ貯金」が貯まるとやる気と自信がある子どもに育ちます。
でもね、ココロ貯金がダダもれになる時があるんです。
それは、ママが子どもに感情をぶちまける言い方をする時です。
それでは子どもは、自分が大事にされているとは感じません。
とはいえ、子どもを怒鳴らないママはいませんよね。
じゃあいったいどうしたらいいのでしょうか???
そこをクリアしないと、子どもは変わっていきませんからね。
怒ることをガマンするだけではいけません。
ガマンは必ずいつか爆発します。
そして、ガマンは体に悪いです^^
じゃあ、悟りを開く。
これも無理ですよね。
子育て中は、悟りを開いている場合じゃない。
ココロ貯金とは、言葉と行動でママの愛情を子どもに伝えることです。
【言葉】「大好き!」「応援しているよ」「がんばっているね」
【行動】抱っこ、添い寝、話を聞く、認める、頭をなでる・・・
貯金箱が貯まらない時は、次のことが考えられます。
1、ママのガミガミ口調が現在および過去に多く、最初の貯金そのものが赤字状態
2、ココロ貯金箱が元々大きめのお子さんの場合(賽銭箱)
私の子育て電話相談を受けられている方には、
「ここの様子は、貯まってきている証拠!」
「この時期に、まずまず勉強が進んでいるなら、貯まってきていますよ」
と具体的にお伝えします。
受けていらっしゃらない場合は、貯まっているプロセスがわかりにくいことでしょう。
ほんの少しでも子どもがいい表情・いい行動を示したならば、確実に貯まっています。
ただ、きっちり貯まるまでの間は、一喜一憂の繰り返しです。
そんなときほど、「今のこの子は、これでよし!」と認めてあげてくださいね。
その方が、早く今の状態を脱出します。
ココロ貯金は、子どもがダダをこねている時には貯められません。
そんな時は、少しでもモレを少なくできればいいのです。
大事なことは、子どもが比較的安定している時に何をするかです。
その延長線上に子どもの次の行動が待っています。
ちっとも子どものココロ貯金が貯まらない場合は・・・
【1】ココロ貯金が出来ていない
【2】ガミガミ・くどくど・ナガナガが多い
【3】子どものココロ貯金箱が大きいです。
ちなみに【3】のココロ貯金箱が大きい子どもは、貯まらないと暴れますが、しっかりと貯まると将来大物になります。
実は困ったちゃんではなく、楽しみな子どもです。
忘れ物が多い、人と話ができない、我慢ができない、ゲームばかり・・・
人には、必ず得意分野と不得意分野があります。
子供がうまくできないところは、その子の不得意分野です。
不得意分野は、「この年齢だったらできるでしょ」と親が思ってもその割にはうまくできません。
そんなとき、そこだけを矯正しようと思うと、そのハードルはかなり高いです。
わたしは、いつもココロの貯金箱に「ママの愛情貯金」をためていただくお手伝いをしています。
多くの場合は、子供の関係が悪循環になっていているので、そこをまずは取り組みます。