スイミングスクールをやめたいという4歳の女の子。
もう一年以上通っていますが、最近は着替えさせようとしただけで
嫌がって泣いてしまいます。
やめさせると甘やかすことにならないかと心配するママ。
これは、甘やかすことにはなりません。
習い事をやめたいと言うのには、大きく分けて四つ、
ちゃんと理由があるからです。
1.疲れるから
4歳だったら、園に行くだけでも体力を使っています。
この場合、子どもに体力がついてくると行き渋らなくなることがあるので、
しばらくは様子を見ることにしましょう。
2.お母さんと離れるのが寂しいから
幼い子であれば、親との距離感を感じて心細くなります。
家にいるときに「プラスのかかわり」を増やして、ココロ貯金を
しっかり貯めましょう。ただこの子の場合は、下にきょうだいをいませんし、
今までは大丈夫だったので、当てはまらないかもしれません。
3.習い事の仲間や先生としっくりいっていないから
たとえばスイミングスクールは、テストで合格すると上のグループに進級し、
先生や仲間の面々が変わります。そのため、新しいメンバーと
うまくいかない場合は、ちょっと出足が悪くなります。
この理由であれば、またすぐにメンバーは変わりますから、
少々嫌がっても根気よく連れていきましょう。
それに、習い事は続けるほど成果が出ます。このまま続けたら、
園のプールに入るときには、まったく習っていない子とは大きな差が
ついていることでしょう。体力増加だけでも期待できます。
4.習い事が子どもに向いていないから
習い事を始める前はやりたいと思っていたとしても、それを週1回続け、
さらにピアノなどだったら家で練習をする。
ということを実際に始めると、子どもは途中からイヤになっていまいます。
二~三ヶ月続けてうまくいかないときは、これ以上同じ習い事に
エネルギーを使うのではなく、他の習い事を検討することもいいでしょう。
子どもへのしっかりとした思いがあれば、甘やかしにはなりません。
お子さんがいるとどのご家庭でも1つや2つは習い事をしていることと
思います。
習い事をはじめる前に多くのお母さんは「ちゃんと続けられるの?」
「練習もがんばることができるの?」と念を押します。
すると、ほとんどの子どもは「うん、大丈夫」と言います。
でもね、子どもは先の見通しが出来ません。
たしかに子どもはお母さんに「ちゃーんと練習する」とも言いました。
その時の気持ちには嘘いつわりはありません。
でも・・・・・友達と遊ぶ時間が減るって・・・・
「し・ら・な・か・っ・た」ということです。
練習も「やりたいとき」だけではなく、「やりたくないとき」
「大好きなテレビを見たいとき」「面倒くさくなったとき」も
練習をするという実感がないのですね。
まあ、子どもの見通しってそんなものです。
だから、「ちゃんと練習するってウソをついた」と言っても仕方が
ありません。おこちゃまですからね。何事も未熟です。
では、習い事をどう考えるといいのでしょうか?
まずは、「続かないことがあるかもしれない」ことを想定しておきます。
どんな習い事も特に最初はお金がかかりますからね、
親としてはそんなに簡単にやめられるともったいないです。
しかも、あっさりやめると根気がない子どもになりそうですしね。
まずは、あっさりとやめない防止として、習い事に行っていること自体を
きっちりと認めていきます。
「お疲れさん、学校が終わってからのスイミングなのによく頑張ったね」
「寒くなるとピアノの練習って指が動きにくいよね」
とちょっとねぎらう気持ちを伝えていきましょう。
何事も「当たり前」ではありません。
そして、スイミングだったら、まったくやっていない子どもに比べたら
寒い冬場も泳いでいるわけですから、体力作りにはなるはずです。
ピアノだったら、まったくやっていない子どもにくらべたら、
楽譜を読むことは上達するでしょう。
それくらいに気長に見守る方がいいですね。
習い事は、学校の勉強とくらべて、他の子どもとのレベルや
級の違いがわかりやすいです。
その分、お母さんが子どもを怒ってしまいやすいと言えます。
それでは、何をしているのかわからなくなってしまいますね。
ほどよい加減、よい加減が大切です。そして、援護射撃として「
応援だけ」はしておきます。
子どもは親が何もしないのに、勝手にどんどん頑張ることは・・・・
かなり稀でございます。
よく、
「あのお母さん怒りすぎ!」
「あなたが怒りすぎるのが悪い」
って言いますよね。
私は、特に下のお子さんが幼稚園・保育園に入るまでは
子育てママが、人生の中で最も怒る時期だと思います。
人は
・ゆっくりと眠る
・落ち着いてご飯を食べる
・のんびりとお風呂に入る
このあんまりお金はかからないけれど
リラックスできる時間があるからストレスからリセットされたり、
回避させたりします。
でもね、子どもが小さいとそれが全て、できなくなります。
だから、イライラするのです。
普通です。
そこで、あまりにも怒りすぎたときは、
「ゴメン、ママが言いすぎたね」
と謝りましょう。
それで、子どもは、世の中に
謝るm(__)m
という行為があると知ります。
人生でとっても大切なことを身をもって教えられます(汗)
私の子育て相談をしている時によく質問されることです。
「子どもが、ダダこねをどうやったらどうやって止めたらいいですか?」
これは、子育てママ共通の悩みです。
でもね、ここでは子どもがダダをこねる前にやっておくことがあるのです。
子どもは、生まれながらココロの中に貯金箱をもっています。
その貯金箱にママとの【プラスのふれあい】があるとどんどん
貯金が貯まります。
プラスのふれあいとは
抱っこ、おんぶ、添い寝、手をつなぐ
ほめる、子どもに関心を寄せる、感謝する、
ねぎらう、ちょっとした変化をコトバにする
などです。
そして、大切なことはまずは、その貯金箱にいっぱい貯金が貯まるように
貯金箱そのものを丈夫な物にしておきましょう。
紙で出来た貯金箱ではなく
陶器・缶・プラスチックでしっかりとした作りにしておきましょう。
入れすぎて、倒れてしまったら大変です。
さて、どうしたらいいか?
何かをしたときにほめるのではなくそのままのお子さんを認めていきます。
具体的には
「ママ、あなたが大好きよ」
「ママは、あなたの味方よ」
「ママは、あなたを応援しているわ」
とコトバで愛情を伝えます。
成果が上がらなくても、今のままで十分価値があることを伝えます。
「100点とったから、エライね」
「お手伝いしたから、エライね」
これも確かに大切ですが
そればかりになると
うまくできない時には、認めることができなくなりますよね。
勉強だって、上には上がいますから、
点数だけでは、いつかほめられなくなってきます。
「・・・・・・が出来たから、エライね」というのは
【条件つきのふれあい】といいます。
【条件】に関係なく、ママが自分を認めてくれていると子どもがわかると
子どもは、たくましい、強いタイプになっていきます。
そして、ダダこねもだんだん目立たなくなっていきます。
ダダをこねるまえに丈夫なココロ貯金箱を作りましょう!
いっぱい貯まりますよ!
一日中子どもと一緒にいると、ついガミガミ口調になりませんか?
そんな時あなたは、何をしますか?
子どもに振り回されると感じる時は
案外、「子どもの心が安定していない」ことが多いのです。
人は、みんな【心の中に貯金箱】をもっています。
ママから「愛情の伝わる言葉」や「愛情が伝わる行動」をしてもらえると
【心の貯金箱】に、チャリ~ンと10円たまります。
抱っこをしたら、10円
「だ~いすき」と言うと、10円
って感じです。
そして、
大きな声でガミガミ雷を落とすと・・・100円出金になってしまいます。
人は、この貯金箱に貯金がたくさん貯まると
心に余裕ができて、他の人にも優しくできます。
心が安定するので、だだこねも少なくなります。
ママとのコミュニケーションもうまく進みます。
子育ては、「急がば回れ!!」なのです。
私は、自分が子育てをする時に大事にしていることがあります。
【1】「何をすると自分の心が安定するだろうか?」
これには、ご自愛時間もあり、学ぶ時間もあり、美味しいものを
食べることもあります。
特に私は「本当の幸せになること」が大きなテーマでございました。
そのため、カウンセラーですが、インナーチャイルドセラピーを
何度も受けたり、その手法を自分が出来るように学んだり、
運気を上げるヒーリングを受けたり、その手法を自分が
出来るように学んだり・・・です。
もちろん、本業の子育て相談のためには、過去半端ないくらいの時間と
お金の投資をしています。
【2】答えは子ども
私は、「自分が正しい」と思うのではなく、子どもが安定していれば
「今の方向性は良好」とし、子どもが不安定になれば、
「何かが違う」と思いました。
そして、「子どもを変えよう」と思わずに、「自分が出来ることは
何があるかな?」とばかり考えていました。
みなさんは何を大切にしているでしょうか?