今日は、小学生のお子さん向けにおうちでママが出来ることについてです。
この頃、私がいつもやっていたことの1つは、今学期に使ったドリルの
片付けです。
たくさんの物があると新学期以降に子どもが間違って学校に持って
いくことがあります。
そこで、使わないドリルは、ひとまとめにして、いつも使っている
教科書とは違う場所にお引越しします。
これを子どもに「片付けなさいね」と言うだけでは、子どもは何を
どのように片づけたらいいのかわかりません。
そこで、
【1】使用済みのドリルの置き場を子どもと一緒に決める
【2】子どもがドリルを移動したら、「オッケーです!」と声をかける
【3】低学年は、頭に手を置いたり、グーサインをしたり、頭の上で丸を作る
【4】高学年はハイタッチがおススメ
出来たことを承認するには、「言葉」と「動作」のセットが
わかりやすいです。
ママの表情がニコってするだけでは子どもはわかりにくいです。
親は、正しさを教えようとします。
が、子どもは、単純に「快」か「不快」かが判断基準です。
たとえば、子どもがいつまでも宿題を終わらせないとしましょう。
そんなとき、
親は、30分もあればできること
学校で習ったこと
せめて、宿題だけはきちんとしてほしい
こんな思いがあります。
これ、正しいことです。
あなたは、間違ってはいません。
しかし、
子どもは、宿題はするべきことという理論では
行動を変化させようとは思いません。(正しさ)
そんなときは、
ちょこっとでも勉強を始めたらすかさず
「そんな難しい漢字を習うのね」
「やるな~!」
「進んでいるね」
と結果ではなく、【プロセス】を認めます。
するとそれは「快」情報になります。
だから、確実にやる気スイッチがONになります。
結構、シンプルです♪
私は、教員時代も含めて、
どうやったら子どもが自分から行動するのかを考えていました。
大人が力づくで子どもを変えることには限界があります。
そして、子どものほうが絶対にパワーがありますから
こちらのほうが折れたり、根負けします。
【鉄則】
子どもの行動が止まる(宿題をだらだらする)よりも前に
先に一声(給水所)をかけること。
子どもが、長距離マラソンランナーだとしたら
ゴールを切ったらほめるのではなく
走るプロセスで、何度も給水所を設けるわけです。
そのほうが確実です♪
基本的に、ママと子どもの感覚は違います。
たとえば、「ひとりは寂しいもの」と思うママがいたとしても、
子どもは「ひとりも好き」と思っていることがあります。
「何事も早く終わらせてスッキリさせたい」と思うママがいても、
子どもは嫌なことは後回しにしたいと思うこともあります。
どっちがいい悪いではなく、「自分とわが子はちがうもの」と
知っていないとイライラが多くなります。
よく、「人は一人ずつみんな違う」っていいますよね。
それを実体験できるのがコ・ソ・ダ・テです。
子どもを怒ってはダメというわけではありませんが、
子どもの話を聞く時間よりも長くなると・・・
それ以上いくら子どもを怒ってもムダ叱りになります。
親がエネルギーをかけたわりには、何も変わらないということになります。
まずは、「話を聞く」「肯定して聞く」「共感して聞く」が大事です。
でも・・・、だって・・・は禁句です。
よくこんなこと言いたくなりませんか?
「なんでできないの!?」
「なんで同じことを言わせるの?」
「なんでわからないの?」
「なんで?」
「なんで?」
「なんで???」
この「なんで攻撃」はママの頭の中がハテナマークでいっぱいの時に
言いたくなります。
理解不能状態です。
だから言いたくなっても普通ではあります。
ただ、この言い方はNGです。
理由は、人間は動物の一種ですから全員防衛本能があります。
で、この「なんで攻撃」は、自分が攻められた感じがするんです。
だから、自分を守ろうとして「いいわけ」をしたくなります。
こんな時、ママは子供に言い訳を言ってほしい訳ではありませんよね。
気になる行動を正してほしいわけです。
こんな時には、いったいどう言えばいいのでしょうか?
さらに、「知らん~」「わからん~」と言われたらどう返したら
いいのでしょうか?
「なんで、そんなことをするの!」
「なんで、やらないの!」
子育てには、この
「なんで!!」
がつきものです。
「普通は、こうするでしょ」
とか
「私だったら、そうはしないとか」
いろんな感情があります。
でもね、人間はしょせん、動物の一種です。
だから、自分が責められたと感じると
逃げたり、隠れたり、ウソをついたり親を攻撃したりしてしまいます。
もちろん、親は攻撃したつもりがなくても・・・です。
ということで、
こんな時は、
===============
「なんで?」
↓
「何」
に置き換えてみましょう。
===============
■「なんで、かたづけないの!!」
↓
「何から片づける?」
「何からだったら、片づけられそう?」
「お母さんに手伝えることは、何かある?」
■「なんで、弟をいじめるの!!」
↓
「つい、弟をいじめちゃう理由って何かあるの?」
■「なんで、いつも忘れ物をするの?」
↓
「忘れ物をしない工夫って何かあるの?」
応用はいくらでもききます。
私は、特に中学校の子ども達に使います。
こちらの言いたいことが、まっすぐに伝わりますよ。もちろん、わが子は愛情いっぱいに育てたい・・・・・・と多くのママが
思います。
でもね、、、、、どうしても子どもにやさしく接することが出来ない時が
あります。
そんな時は、ママ自身が自分にやさしく出来ていない時だと思うのです。
まあ、やさしくしたいけれど、そんな状況ではないというのが本当の
ところです。
じゃあどうするか??
ひょっとしたら、子どもが「ママ!ママ!」としがみつくかもしれませんね。
でも、そんな時の優先順位は、、、私はママだと思うのです。
まず最初に「ママを復旧・復活」させて、それから、ママが子どもに
エネルギーを回す方がいいと思うのです。
最初に復旧・復活させるのは、ママです。罪悪感は必要ありません。
世の中のママは、本当に本当に頑張っています。
みんな、精一杯に頑張っています。
子どもって、ダダをこねて手を焼く時となまいきな口ごたえをする時が
あります。
どちらも同じ子どもなのにね。
子どもは、
今5歳の子どもであれば
5歳を中心に大きくなったり小さくなったりします。
眠い時
疲れた時
おなかがすいた時
ママに甘えたい時
こんな時は、平気で5歳マイナス2歳で
実際には3歳児の行動をします。
年長組だと思っていたら一気に年少組ですから
かなりわがままと幼さを感じます。
一方
なまいきな口こたえをする時には5歳プラス2歳なので
平気で7歳(小2)に変わります。
小学生だったら・・・
子どもだましはききませんよね。
子どもにわかるようにきちんと話をしないと
子どもは納得をしません。
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子どもは、上下2歳くらいの幅をもちながら
だんだんと成長してきます。
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この2歳というのはあくまで目安です。
お子さんによっては、3歳だったり時には5歳だったりします。
その幅が大きいほど親は面食らうことでしょう。
知っているだけでも子育てストレスは軽減します。
なぜならば私たちは、理由がわからないだけで
その悩みの分量がぐっと大きくなってしまいます。
まずは、理由がわかるとスッキリします。