あなたは、子どもを「甘えさせていい時」と「悪い時」の違いをご存じでしょうか?
私は、この違いが分かってから、子育てがストーーンと落ちた気がします。
・何でも物を買ってほしいとねだるとき
・自分ができることを親に頼む時
・大きくなっているのにまだ抱っこをせがむとき
・次つぎと要求を突き付ける時
こんな時に迷うことはないでしょうか?
「母」と言う漢字は、「父」と言う漢字と比べて、バランスが取りにくくないでしょうか?
これは、現実世界と同じです。
母親業と父親業と比べると、母親業の方がバランスが取りにくいのです。
母であり、妻であり、嫁であり、娘であり、
ワーキングマザーであり、PTA役員、町内役員であり・・・
もう、体がいくつあっても足りないのが「母」なんですね。
ということでバランスが取れないことが普通です。
長期休みになると、「今までの親子関係」×3の状態になります。
今まで子どもに手こずっていた人は、その状態が3倍になるわけです。
理由は、子供と一緒の時間が長いので、より状態が悪化します。
私は、今までに数々の子育て相談をしてきましたが、
ココロ貯金は、ママが子供のことを大好きという気持ちを効果的に子供に伝えることで貯まりますよ。
そこをやっておかないと、たとえ子どもを怒鳴っても、その場限りで終わります。
このココロ貯金は子供の能力全体が底上げされるので、
だから、私の電話相談も比較的短時間に子どもの状態が改善されます。
完璧な母親をもつ子供は、不幸です。
だって、、、子供が未完成な生き物で、日々至らないことの連続だからです。
私は、子供が小さい時から、自分が言い過ぎた時には子供にも謝ることが大切だと思っていました。
つい、言い過ぎた時には、「ママ、今日は言いすぎました。ごめんね」って感じです。
その日の間に言うことが大事です。
子供はひと晩寝ると忘れてしまいますから。
ひょっとしたら、思春期以降になると・・・・
「本当~~!。ひどすぎる!」とか、「謝れば済むと思っている!」と言われるかもしれません。
そんなときには、心の中で背を縮めて「そうかもしれん」と言っておきます。
そこで、「親に向かてなんてことを言うの」というとさらにバトルが長引きます。
台風もしゃがんで待っていると、遠のきます。
親が子供に謝ると、子供は「親は完璧ではない」とわかります。
そして、子供もつい言いすぎたときには、「謝る」という手段があることを知ることになります。
「ご・め・ん・ね」がいっぱいある家庭は幸せです。
子どもは語彙力がありません。
そのため、自分が知っているてっとり早い言葉を使います。
たとえば平気な顔をして「お母さん、キライ」と言うことがあります。
こんな時は、本心からの言葉ではありません。
私たちは様々なネガティブ感情をもっています。
悲しみ、怒り、あせり、不安、ねたみなどなどです。
これは、どの人にもあるものでゼロにしなくてもいいのですが・・
それがあまりにも多いと、さらにその現実を引き寄せます。
つまり、不安感が多い人はさらに不安な現実を引き寄せてしまいます。
だから、できることであれば、その不安感は軽減させた方がいいのです。
親は、わが子に困った時、最初は親の権力を行使しようとします。
反発する子どもがうっとうしく思えた時に、それを「なかったこと」にしたい心理が働くからです。
そのため、大人がもちうる限りのパワーで子どもを恫喝してしまいます。
もちろん、それでうまくいく場合もありますが・・・だいたいは「もぐら叩き大会」に終わります。
もぐらを叩いた直後は効果がありますが、すぐに別のもぐらが出てきます。
それでは、エンドレスの「もぐら叩き大会」になってしまいます。
まず、子どもがうまく出来ないことは、子どもにとってはそのことが苦手だと言えます。
そのため、単に怒鳴ってもなにも変わっていきません。ムダ怒りです。
たとえば、ちっとも子どもが片づけをしない時は、それを怒るのではなく、
5分怒鳴るのであれば、その5分を一緒に片付ける時間に使います。
そして、たとえ親が手伝っていても
子育ては、全部その積み重ねで出来ています。
ひとりでに、勝手に出来ることは、何もありません。
子どもがお母さんから離れられない場合、人見知りが激しいとか、新しい場所に慣れないとかいろいろな理由が考えられます。
じつは、子どもはお母さんからの愛情をたくさんもらわないとスクスク大きくなりません。
でも、そのお母さんの顔がしかめっ面ばかりだとしたら・・・・
子どもは、お母さんから愛情が少なくなっていると察知します。
すると、何がなんでも残り少ないお母さんの愛情をせしめておこうと考えます。
結果として、お母さんにしがみつこうと思うのです。
じゃあ、どうするか??
残念ながら・・・
子どもはお母さんを不死身だと思っています。
お母さんが、白い包帯で体をぐるぐる巻きにしていると「これは大変!」と気づきますが。
だから、体調が悪い時は「お母さん、今日は頭が痛いんだよね」と先に伝えておくといいです。
ここでお母さんに余裕がなくなって、ガミガミ怒ると子どもは「自分が嫌われた」と勘違いする可能性があります。
それは面倒くさいので、先に「あなたを大好き!」と言葉で伝えておくといいですね。
お母さんは、「○○ができる子はいい子」と条件をつけてしまいます。
これは条件つきの愛情です。
でもね、子どもは、どんなお母さんでも無条件に愛してくれます。
これが無条件の愛情です。
子どもって、結構寛容なんですね。
子どもにガミガミと言っても構いません。まあ、少ない方がいいですが。
言ってしまった時にすることは3つです。
【1】子どもに言い過ぎてごめんと謝ること。
【2】自分は何に腹が立っているのかを考えること。
【3】次から怒らずに済む方法がないか考えること。
子どもは毎日お母さんのバージョンアップを手伝ってくれています。
結構、親孝行。
お母さんが突然、みんなに黙っていなくなった家庭は、電気が一切ついていない家のようです。
すべてのことが止まります。
もちろん子どもの成長も止まります。
※きちんとした離婚は、まったく問題はありません。失踪がマズイです。
そして、子どものココロ貯金はすべてもれてしまうので、無気力な子どもになります。
お母さんは、怒鳴っても、すねてもいいので、家の中にいることが大事です。
存在するだけで価値があります。