新学期が開始して1ヶ月がたちました。
今日は小学校1年生の実情についてです。
【幼稚園・保育園】➡【小学校】この階段はとっても高いです。
でね、この時期の小学校1年生は疲れます。
毎日自分の脚で、ランドセルを背負って登校すること自体が疲れます。
多くの幼稚園・保育園は自転車やバスで送り迎えしていますから、子どもが自分で歩くだけでも疲れるんですね。
夕方に眠むたくなる子も多いです。傘のさし方も下手です。
この頃に大事なことは、「学校は楽しいところ」と思えることなんです。
でもね、ママは子どもを心配するあまりよくこんなことを言いがちです。
・「忘れ物を絶対にしてはいけません!」
じつは、これちょっと酷なんです(;^_^A
私たち大人も忘れ物しますよね。
この言葉をあまりにもママが言いすぎると・・・
子どもが忘れ物をした時に頭が真っ白になります。
「忘れ物をやっちまったー!」
「失敗した」
「先生に怒られる」
「ママに怒られる」
と思うと、忘れ物を人生の一大汚点と感じます。
子どもがダラダラしていると「こんなことで1年生になれるの?」と思わず言葉が出そうになります。
たとえば初めての子どもが小学校に上がるとしたら、親も「初めて小学生ママ」になれてしまいます。
親も慣れない環境のことを考えると、不安になります。
不安になると、それを子どもに言いたくなるんですね。
では、小学校1年生になる子は何を気をつけるといいのでしょうか?
・ひらがなが書けることでしょうか?
・計算ができることでしょうか?
・挨拶ができることでしょうか?
答えはどれも違いますよ^^
これは、「はじめて中学生ママ」も同じです。
新しい環境に適応するためにはココが左右しますよ。
これは新1年生でも、それ以外の進級のお子さんも同じなのですが・・・
新しい学年にうまく適応できるかどうか心配なママもお子さんも多いです。
ママの心配は・・・
ちゃんとみんなと学校に行くことができるか?
喜んで教室に入ることができるか?
って感じです。
子どもの心配は・・・
友達ができるか?
仲良しの子と同じクラスになるか?
先生は怖くないか?
給食を残しても大丈夫か?
ってところです。
そんな時、いくらママが「だいじょうぶ」「ダイジョウブ」「大丈夫」と何回言ったとしても、子どもは安心できません。
子どもは
な
に
を
根拠にママが「大丈夫」と言っているかと思います。
単に子どもを励ますだけでは、子どもはちっとも大丈夫と思えません。
では、いったいどうしたら子どもが安心して登校できると思えるのでしょうか?
子育ては「具体的な行動」が大事です。
ただ、「大丈夫」て何回も言うよりも、ママが「具体的に」「何をするか」が大事です。
しかも!「今」何をするかが大事なんです。
何事も最初が一番モチベージョンが高く、やる気満々なんです。
でもね、それが今後も続くというのは・・・甘いです。
GWが始まる4月後半から、気温はうなぎ上りになり、行事の準備でヘロヘロにもなりやすいです。
最初は緊張しているので、何事もしっかり目にできますが、気持ちが緩んでくるGW頃が心配です。
新学期は、子どもも疲れます。
特に新1年生は、疲れます。
幼稚園・保育園時代は親の送り迎えやバス通園ですが、小学校は自分の足で歩きますよね。
ランドセルは、1年生も6年生も重さは同じですから、1年生には重く感じます。
親が思っているよりも、最初は子どもも緊張状態です。
おうちで、ダラダラしても、それでうまく調節していますよ。
新学期を迎えるにあたり、どんな環境に入っても素早く柔軟に適応できて、さらに強くてたくましい子どもになって欲しいと思いませんか?
じつは、どんな環境に入ってもその子どもの能力を最大限に発揮させて、やる気と自信をもった子どもに育つための大事な方法があります。
最近、不登校を避けるための方法を書いていましたが、今朝「今は、この記事だ!」と思いましたので、内容変更です。
まあ、どんな環境に入っても、すぐに適応できる子は、子どもも楽なんですよね。
親もクラス替えのたびにハラハラしなくてすみます。
残念ながら・・・
どんな集団に入っても、一定人数は意地悪な子がいるものです。
でも、わが子がやる気がある子、自信がある子になっていると、その意地悪な子に振り回されにくいのです。
ちなみにこれはNGです。
「もっと強くなりなさい」
「もっとたくましくなりなさい」
「情けない子だね」
「頼りない子だね」
さて、新学期最初の1週間は子どもにとっては結構ハードなんです。
理由は、、、
先生方が子どもをしつけようとガンバルからなんですね。
そんな時、ママは子どもにこんなことを言いがちです。
「今日は、何をしたの?」
「今日は、誰と遊んだの?」
「今日は、学校(幼稚園)楽しかった?」
はい、そのお気持ちわかります。
ただね、ママがたくさんおしゃべりすると子どもがママに話をする時間を奪います。
しかも、こんな言葉をたくさん言う時は、ママが「不安な時」なんですね。
とりあえず、「学校(幼稚園)のことを知っておきたい」と思うので子どもに詰問しちゃいます。
そして、ママが子どもから情報を得ることで安心するわけです。
でもね、、、、
ママが一番望むことは、子どもからの情報収集ではなく、
子どもがやる気がある子、自信がある子に育つことではないでしょうか?
であれば、、、
ママがたくさんおしゃべりしすぎると子どもの自己肯定感が高まる時期を遅らせます。
理由は、子どもの話を肯定して聴くことで、自己肯定感が高まるからです。
自己肯定感というのは、「自分はこれでよし!」「よくやっている!」と自分で自分を肯定する感覚なんですね。
ここを高めておかないと、他の子にいじめられたり、いじめる方にあんりやすいんです。
だからね、子どもが家に帰ってきたら
「うん、うん」
「へー、そうなんだ」
「ほんと~」
「それで?」
と相槌を打ちながら、話を肯定して聴いてあげてくださいね。
それで、自分の存在そのものを認められたと感じますよ。
新学期は幼稚園も学校も怒涛の1週間です。
今までの慣れたパターンから、新しい先生の方法にシフトする必要があるからです。
私たちも、新しい職場に異動になったとしましょう。
それだけで、結構疲れます。
『コピー機はどこにあるの?』
『このコピー機のインク交換方法は?』
『この電話の主は誰なの?』
と慣れていないことはそれだけで戸惑います。
じつは、ストレスというのは、困ったことがあった時に感じるだけではなく、環境の変化そのものがストレスになります。
だから、一見幸せな、ご栄転、結婚、出産も幸せながら環境が変わるのでストレスになります。
そんな環境変化の4月を上手に乗り切る子どもに育てるためには・・・
子どもが家に帰って来たら、たくさんお話を聴いてあげてくださいね。
そして、子どもの体に触れてあげてくださいね。
「親が聴きたいこと」を質問するのではなく、「子どもの話」を聴きます。
「うんうん」「へ~」「ほ~」「はるほどね」「それで?」と声を出して聴くといいですね。
子どもは、自分の話を肯定的に聴いてもらうと、自信とやる気が出てきます。
ココがホント大事です。
お母さんは、とかく子どもを変えようと思います。
・さっさと宿題をしてほしい
・さっさと歯磨きをしてほしい
・さっさと片付けをしてほしい
でもね、子どもを変えようとするよりも、お母さんがまだ出来ていないココロ貯金に取り組んだ方が早いです。
理由はね、子どものメンタルが安定するからです。
ココロ貯金が貯まるからです。
そうなると子ども本来の能力を発揮するようになるので、こちらが想定していないことまでやり出しますよ。
子どもはね、あとさき考えませんからね。
やる気になると大人以上にどこまでも頑張ります!
さっさと宿題しなさいと言わなくても、自分から進んで宿題をしたり、
下の子に優しくしなさいと言わなくても、下の子のお世話をしたり、
子どもが本来もっている能力をおもいっきり発揮するようになります。