昔から、
「お母さんは子どもを愛することができる」
という神話があります。
もちろんね、子どもは可愛い。
でもね、
子どもによっては親に立てついて、
反抗して、暴言を吐いて、
困らせる子もいるんです。
するとね・・・・
お母さんもだんだん子どもを
可愛いと感じなくなるんです。
(そんなお母さんはおかしいという
ご批判は受付していません)
お母さんも人間です。
だから、「感情」ってものがあります。
「お母さーーん、だーーい好き♡」
と言われるとその子は可愛いと思います。
一方、
「お母さん、キライ!
あっち行ってよ!!!」
と言われるとムカムカします。
でね、多くのお母さんは「いい人」
だから、
子どもにムカムカした自分を責めるんです。
日本人は昔から、悪いことをした時には、
「反省しなさい」と言われて育っています。
「反省文」なんてものを
学校で書かすこともありますし。
だから、「反省癖」があるんです。
ただね、「反省は1秒だけ」でいいんです。
いっぱい自分を責めると、
自分のメンタルが弱くなります。
そして、お母さんのメンタルが弱くなると、
元気いっぱいの子どもに
振り回されることになります。
それでは、無事子育てが出来ません。
反省は1秒だけでいいんです。
お母さんはメンタルを弱くしている
暇はないんですね。
人はみんな、
プラスのふれあいを求めています。
しかし、それが得られないと、
マイナスのふれあいでもいいので
ほしくなります。
そのため、わざと怒られることを
するんです。
子どもにとって一番嫌なことは、
無関心・無視をされることなのです。
「プラスのふれあい」を増えると、
自信とやる気がある子どもに育ちます。
ですが、子どもを叱るなどの
「マイナスのふれあい」は
必要なときもありますよね。
しかし、「プラスのふれあい」よりも
「マイナスのふれあい」が増えると、
子どもの心は不安定になります。
「人格のディスカウント」とは、
してはいけない行為です。
子どもの自信を喪失させるばかりか、
子どもの心を傷つけてしまいます。
それは、ガミガミ・クドクド・ネチネチ
と言うことです。
【心へのプラス行動】
名前+あいさつ
目に見えたことを伝える
話をよく聞く、よい返事をする、声をかける
変化を伝える、目をみる
うなずく、ほめる、認める
励ます、ほほえみをかける
手紙を書く、応援する、味方になる、
プレゼントをする
【心へのマイナス行動】
叱る、厳しい顔で見る、注意する、説教する
【心への人格のディスカウント】
ガミガミ・クドクド・ネチネチと言う
皮肉、嫌みを言う、けなす、無視する
無関心を装う、仲間外れにする
【体へのプラス行動】
さする、肩にふれる
一緒に遊ぶ、握手をする
体調が悪いときに、額に手をおく
痛いところに手をふれる
マッサージをする
医者の診察を受ける
【体へのマイナス行動】
たたく、引っ張る
【体への人格のディスカウント】
なぐる、蹴る、暴力をふるう、突き飛ばす
心へのプラス行動のうち、
「名前+あいさつ」があります。
これは、帰宅後に
「〇〇ちゃん・くん、おかえり!」
と言い、「今日は汗びっしょりね」と、
「目に見えたこと」を伝えます。
さらに、そのあと、
「子どもの話をよく聞く」ことで、
ココロ貯金がさらに貯まることになります。
逆に
「なんであなたはスマホばかり見るの?」
「どうせあなたは勉強しない子だから、
注意してもどうしようもないわね。
いくら言っても無駄だわ」と、
ガミガミ・クドクド・ネチネチと
「人格のディスカウント」をすると、
せっかく貯まっていた貯金が
一気に外へもれてしまいます。
ぜひ、お子さんのココロ貯金を
しっかり貯めてくださいね。
これが貯まっていくと、
その後のしつけもぐっと
やりやすくなってきます!
「私の子育ては、
うまくいっているのだろうか…」
子育ては、基本的に
慣れないことばかりですよね。
慣れるといいのですけど、
なかなか慣れないのです。
もちろん、子育てのなかで
同じことをやる機会は多くなるので、
うまくできることは増えてくると思います。
ですが、お子さんは、
どんどん成長しますよね。
なのでその都度、子育てを
バージョンアップするといいと思います。
例えば、幼稚園の子どもの子育てが
慣れてきたとして、
ずーっと子どもが幼稚園にいるわけでは
ないですよね…
幼稚園のつぎは小学生になる、
小学生の子育てに慣れたと思ったら、
つぎは中学生になる。
つまり、ずーっと同じことを
やり続ける子育てというのは
ありえないのです。
なので、子育てだけは
みんな初心者マークだと
思っているんですよね。
いつも初めてなのです。
「男の子の子育てに慣れてきた」
と思ってきたら
つぎに女の子が生まれたとすると、
育て方もちがってきますよね。
じゃあ、一番上は男の子で、
二番目も男の子だったらというと
第一子の長男は慣れてきたけど、
第二子や末っ子の子育ては
初めてだったりしますよね。
つまり、どこまで行っても
初心者マークなんですよ。
いずれにしても
私は子育てに慣れた、というのは
ありえないんだと思います。
どこまでいっても
これでOKていうのを感じないのが
子育てだと思うんですよね。
一般的に子育てに正解はない
と思っています。
ですが、答えがないのにただひたすら
5年、10年、15年も子育てのために
お母さんが走り続けるのは大変ですよね…
どうしたら、少しでも子育てがうまくいくか
頼りにできるものがあるといいと思います。
そこで、私は子育て心理学や
ココロ貯金の貯め方をお伝えしています!